docomo STYLE series N-06B:シンプルで使いやすいFOMA携帯電話
NECカシオモバイルコミュニケーションズが開発し、
NTTドコモから発売されたFOMA
端末「docomo STYLE series N-06B」は、シンプルながらも充実した機能を備えたエントリーモデルとして
人気を博しました。本機は、5色のカラーバリエーションを展開し、ユーザーは自分の好みに合った色を選択することができました。
デザインと基本機能
N-06Bは、片手で持ちやすいラウンドフォルムを採用。側面には指が掛けやすいようサイドラインが施されており、使いやすさに配慮した設計となっています。ボタンは立体的なデザインで視認性が高く、操作性も良好です。
基本的な機能は網羅しつつ、GPSや
GSM'>[Bluetooth]]、
おサイフケータイといった機能は搭載されていません。また、当時話題になったiBodymoにも対応していませんでした。しかし、国際[[ローミング]には対応しており、海外旅行などでも利用することができました。
待受画面はカラーバリエーションに合わせてランダムに変化するデザインがプリインストールされており、ユーザーは「きせかえツール」で画面デザインを一括設定することができました。
有効画素数510万画素CMOSのメイン
カメラを搭載。静止画
撮影時は
オートフォーカスに対応しており、様々なシーンを
自動で判別し最適な画質で
撮影できる「
自動シーン判別」機能も搭載。さらに「コンティニュアスフォーカス」「6軸手ブレ&
被写体ブレのダブルブレ補正」といった機能により、ブレの少ない鮮明な写真
撮影をサポートしていました。
カメラ専用キーも搭載されており、素早い
撮影が可能です。SNSや
ブログへのアップロードも容易に行うことができました。ただし、サブ
カメラやフォトライトは搭載されていませんでした。
その他の機能
N-06Bは、長時間の連続待受を実現する700時間の長持ちバッテリーを搭載。
ワンセグの長時間視聴も安心して楽しむことができました。また、本体は
ディスプレイ部、ボタン部分、端子部を除き抗菌仕様となっています。
騒がしい環境下でも通話相手の
声が聞き取りやすい「ハイパークリアボイス」機能も搭載。周囲の音量を
自動で
測定し、受話音量を
自動調整するだけでなく、音
声ホルマントを強調することで、駅のホームなど
騒音の多い場所でもクリアな通話を実現していました。
操作方法が分からなくなった際に役立つ「使い方ガイド」も搭載。検索機能により、目的の機能を簡単に探し、操作方法を確認したり、その機能を直接起動することも可能です。
日本語
入力システムにはNEC独自のMogicEngine VとT9システムを搭載。SDオーディオには非対応でした。
docomo STYLEシリーズ最多となる2000種類のデコメ絵
文字をプリインストール。可愛い
キャラクターや顔
文字、
天気、食べ物、
季節のアイテムなど、豊富な絵
文字の中から選ぶことができました。
入力した
文字に関連する絵
文字を候補として表示する機能も搭載されており、メール作成の効率化に貢献しました。
ソフトウェアアップデート
発売後、いくつかのソフトウェアアップデートが実施されました。主な内容は、メール作成時の反応速度改善や、iモード通信時の画像ファイルアップロードに関する不具合修正などです。
まとめ
docomo STYLE series N-06Bは、シンプルながらも充実した機能と使いやすさを両立したFOMA携帯電話でした。5色のカラーバリエーション、豊富なデコメ絵
文字、高性能
カメラ、そして長持ちバッテリーなど、多くの魅力的な機能が搭載されており、当時多くのユーザーに支持されました。特に、エントリーモデルながら充実した機能を備えていた点が評価されていました。