N504iS

NEC製mova端末N504iS/N504iC：進化したカメラ搭載モデルとFeliCa搭載試作機の軌跡

N504iS：人気のN504iにカメラ機能を搭載

[日本電気]が製造した[NTTドコモ]]の第二世代携帯電話][[端末、N504iSは、高い人気を誇ったN504iをベースに、待望のカメラ機能を搭載したモデルとして登場しました。50Xシリーズ初のカメラ付き携帯電話として注目を集め、当時としては画期的な薄型ボディ(厚さ20mm未満)と角張ったデザインが特徴的でした。

背面には、OCR機能に対応した31万画素CMOSカメラとNEC端末初となるカラー液晶サブディスプレイを搭載。iモードエンブレムのデザインは端末の色によって異なり、細部へのこだわりが感じられます。さらに、赤外線通信機能にはリモコン機能が追加され、専用iアプリも提供されました。これらの改良により、N504iSはN50Xiシリーズの後継モデルとして、高い人気を博しました。

N504iC：FeliCa搭載によるフィールド実験

N504iCは、N504iSをベースにFeliCa機能を搭載した試作機です。SO504iCとともに、「iモードFeliCaプレビューサービス」というフィールド実験に利用されました。この実験を通して、FeliCa技術の携帯電話への応用可能性が検証されました。しかし、NECはその後、mova端末においてFeliCa搭載機種を発売することはありませんでした。

開発とサービス提供の歴史

N504iSとN504iCは、開発からサービス終了まで、以下のような歴史を辿っています。

N504iS:
2002年8月16日：TELECによる工事設計認証取得
2002年10月10日：JATEによる設計認証取得
2002年11月20日：ドコモから発表
2002年11月22日：発売開始
2003年2月4日、2003年4月18日：TELECによる追加の工事設計認証取得
N504iC:
2003年9月29日：TELECによる工事設計認証取得
2003年10月30日：JATEによる設計認証取得
2003年12月17日：関係企業への配布開始(フィールド実験)
movaサービス終了:
2012年3月31日：movaサービス終了に伴い、N504iSとN504iCの使用は終了

まとめ：mova時代を彩った革新的なモデル

N504iSは、カメラ機能と洗練されたデザインによってmova端末市場に新たな風を吹き込んだモデルでした。また、N504iCは、FeliCa技術の可能性を探る試作機として、日本のモバイル技術発展に貢献しました。これらのモデルは、日本の携帯電話の歴史において重要な位置を占めていると言えるでしょう。 N504iSとN504iCの登場は、当時の人々にとって、携帯電話の可能性を大きく広げる転換期となりました。

参考文献

ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ N504iS ケータイWatch 2002年11月27日
ドコモ、FeliCa搭載携帯を使ったフィールド実験開始 同上 2003年12月15日

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