SO504i

ムーバ SO504i / SO504iCについて

ムーバ SO504iは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現ソニーモバイルコミュニケーションズ）が製造したNTTドコモの第二世代携帯電話（mova）端末です。本機は、ムーバ50Xシリーズとして初めてソニー・エリクソンが手掛けたモデルであり、同社製端末として初の赤外線通信機能を搭載したことが特徴です。

概要

SO504iは、背面ディスプレイにメール通知時、ソニー・コンピュータエンタテインメントの人気キャラクター「トロ」が登場する遊び心のあるデザインも魅力の一つでした。

また、本機をベースにFeliCa（非接触ICカード技術）を搭載した試作機としてムーバ SO504iCも開発されました。SO504iCは、同時期に開発されたN504iCと共に、「iモードFeliCaプレビューサービス」というフィールド実験に用いられ、後のFeliCa搭載携帯電話開発の礎となりました。

歴史

SO504i、SO504iCの開発と発売、フィールド実験までの流れは以下の通りです。

2002年3月1日：SO504iが電気通信端末機器審査協会(JATE)による技術基準適合認定の設計認証を取得。
[2002年]]3月18日：SO504iがテレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明の工事設計認証を取得。
2002年5月31日：NTTドコモからSO504iが発表。
2002年6月3日：SO504iが発売。
2003年6月26日：SO504iCがTELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得。
2003年7月2日：SO504iCがJATEによる技術基準適合認定の設計認証を取得。
2003年12月17日：SO504iCがN504iCと共にフィールド実験用に企業へ配布。
2012年3月31日：movaサービス終了に伴い、SO504iおよびSO504iCの使用が終了。

SO504iは、ソニー・エリクソンのmova端末における先駆け的な存在であり、その後の同社製携帯電話のデザインや機能に影響を与えたと言えるでしょう。また、SO504iCのフィールド実験は、後のFeliCa搭載携帯電話の普及に向けた重要な一歩となりました。

関連機種

SO503iS：SO504iの前モデルで、ソニー・エリクソン初のmova端末として注目を集めました。
SO505i：SO504iの後継機種で、カメラ機能や液晶の進化が見られました。

外部リンク

ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SO504i - ケータイWatch
ドコモ、FeliCa搭載携帯を使ったフィールド実験開始 - ケータイWatch


これらの情報から、SO504iはソニー・エリクソンが初めて手掛けたmova端末であり、赤外線通信や背面ディスプレイの演出など、ユニークな特徴を持つモデルだったことがわかります。また、SO504iCの開発とフィールド実験は、その後のFeliCa搭載携帯電話の普及に繋がる重要な取り組みであったと言えるでしょう。

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