NEO認定タッグ王座

NEO認定タッグ王座

NEO認定タッグ王座（ネオにんていタッグおうざ）は、かつて女子プロレス団体NEO女子プロレスが管理・認定していたタッグタイトルです。この王座は、前身タイトルを統合して誕生しましたが、管理団体であるNEO女子プロレスの解散に伴い、2010年12月31日をもって封印されました。

歴史的経緯

このタッグ王座の歴史は、2001年にNEO女子プロレスが設立した二つのタッグ王座に遡ります。一つは、東京都板橋区の板橋産文ホールでの開催が多かった板橋タッグ王座。もう一つは、東京都世田谷区の北沢タウンホールを中心とした北沢タッグ王座です。これらは、それぞれの会場における興行を盛り上げるために設けられたタイトルでした。

初代板橋タッグ王座決定戦は、2001年3月3日の板橋産文ホール大会で行われ、タニー・マウス＆宮崎有妃組がこれに勝利し、初代王者となりました。

続く同年3月25日の北沢タウンホール大会で行われた初代北沢タッグ王座決定戦でも、タニー・マウス＆宮崎有妃組が勝利を収め、初代北沢タッグ王者に輝きました。これにより、タニー＆宮崎組はNEO女子プロレスが当時管理していた二つのタッグタイトルを同時に保持する形となりました。

王座の誕生と変遷

2005年、NEO女子プロレスは団体のタッグ戦線を一本化するため、板橋タッグ王座と北沢タッグ王座の二つのタイトルを統合し、新たにNEO認定タッグ王座を創設しました。これにより、NEOのタッグ戦線における最上位タイトルとして位置づけられることになります。

初代NEO認定タッグ王者を決定したのは、「ミッドサマー・タッグトーナメント」でした。2005年8月21日に東京キネマ倶楽部で開催されたこのトーナメントを制し、初代NEO認定タッグ王者に輝いたのは、松尾永遠選手とアメージング・コング選手のタッグチームです。

王座の終焉

NEO認定タッグ王座は、その後約5年間にわたりNEO女子プロレスのタッグ戦線の中核を担いました。しかし、管理団体であるNEO女子プロレスが2010年末をもって解散することを決定したため、王座の存続も困難となりました。

2010年12月31日、NEO女子プロレスの後楽園ホールにおける最終興行をもって、NEO認定タッグ王座は管理する団体と共に歴史に幕を下ろし、封印されることとなりました。このタイトルは、NEO女子プロレスにおけるタッグマッチの歴史と共に、プロレスファンの記憶に残るタイトルとなっています。

もう一度検索