アメージング・コング

アメージング・コングについて

アメージング・コング、本名キア・スティーブンスは、1977年9月4日にカリフォルニア州で生まれた女子プロレスラーであり、女優です。彼女のキャリアは、特にアメリカ及び日本のプロレス界での重要な潮流を反映しています。彼女は、驚くべきパフォーマンス知られ、「アメージング」という名にふさわしい活躍を見せています。

経歴とデビュー

アメージング・コングは、2002年に全日本女子プロレスでデビューを果たしました。このデビュー戦では堀田祐美子と対戦し、リングネームはロッシー小川により付けられました。彼女はまた、「A・KONG」としても知られています。デビューから間もなく、彼女はWWWA世界シングル王座を獲得し、外国人レスラーとしてラ・ギャラクティカ以来の快挙を成し遂げました。その後、アジャ・コングとのタッグでWWWA世界タッグ王座も保持するなど、彼女の功績は数多く存在します。

2004年以降、全女が崩壊すると彼女はフリーランスとなり、主にSUNを中心に活動しました。2007年には高橋奈苗を下してAWA世界女子王座を獲得し、その後、ハッスルで「乙女のマーガレット」としても活躍しました。

海外進出とTNA

2007年にはTNA（Total Nonstop Action Wrestling）と契約し、オーサム・コングというリングネームで参戦しました。彼女は2008年、ゲイル・キムを破って第2代TNAウーマンズ王座を獲得するなど、その存在感を示しました。2010年にはタッグチーム王座も手にしましたが、同年3月にはTNAを退団し、日本のリングに戻りました。

WWEでの活動

アメージング・コングは、2011年にWWEと契約し、カルマという名前で同年のWWEエクストリーム・ルールズでデビューしました。しかし、妊娠を発表し1年間の休業に入ることになります。その後、2012年に復帰しロイヤルランブルに出場しましたが、トラブルも経験しました。2012年にはWWEを解雇され、その後はアメリカのインディーサーキットを渡り歩くことになります。

TNA復帰と引退

2015年にはTNAに復帰し、5年ぶりに日本に戻ってきますが、2016年には次回大会を欠場することを発表し、引退を決意します。彼女はプロレスの世界で数多くのタイトルを獲得し、その後2019年には新団体AEWの旗揚げ戦にもサプライズで出場しました。

得意技

アメージング・コングの得意技には、インプラント・バスターやアメージング・ボム（またはオーサム・ボム）、さらにはダイビング・スプラッシュなどがあります。彼女の技はどれも迫力があり、観客を魅了しています。

彼女の影響

2004年にはプロレスリングZERO-ONEの会場に姿を現し、火祭りに参戦を試みたエピソードがありました。また、1980年代の女子プロレスを描いたアメリカの人気コメディドラマ『GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』にも出演し、プロレス界の文化的な側面にも関与している点が評価されています。アメージング・コングは、女子プロレスの新たな道を切り開いた先駆者として、今なお多くのファンに愛され続けています。

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