NHKニュース11

『NHKニュース11』は、1994年4月4日から2000年3月24日までNHK総合テレビジョンで放送された、23時台のニュースワイド番組です。

概要

番組は大きく2つの時期に分けられます。

第1期（1994年度）: 1994年4月4日から1995年3月31日までの期間は、23:00 - 23:15の15分番組として、その日のニュースをコンパクトにまとめ、解説を加えて放送していました。司会は藤田太寅解説委員が担当し、音楽は杉本竜一が手がけました。

第2期（1995 - 1999年度）: 『スポーツタイム』（第2期）を吸収し、22:55 - 23:25（23:25から23:30まではローカルニュース）の放送となりました。NHKの報道番組としては初のフライングスタートを導入しました。メイン司会は松平定知が担当し、松平アナウンサーは、過去の不祥事から表舞台での活動が減っていましたが、本番組で本格的に復帰を果たしました。番組表では「ニュース11・松平定知」とクレジットされることもあり、松平アナウンサーの語りかけるような独特のスタイルや、タイムドキュメントコーナーの導入など、NHKとしては異色の報道番組として注目されました。音楽は吉川洋一郎が担当し、「NC-Aフロア」から放送されました。1996年4月からは解説部分が独立し、『あすを読む』として別途番組化されました。

また、スポーツキャスターを務めた久保純子が1998年の『第49回NHK紅白歌合戦』で紅組司会を担当した際、応援ゲストとして松平定知が登場する場面もありました。

2000年3月、『NHKニュース10』の放送開始に伴い、『NHKニュース11』は終了しました。23時台はドラマやバラエティーなどを放送する深夜のゴールデンタイム枠『23時のNHK』となりました。その後、2006年3月に『ニュース10』が終了し、同年4月からは21時台の『ニュースウオッチ9』を含めた夜間・深夜枠の大幅な編成改革が行われ、23:30 - 24:00に『スポーツ&ニュース』として復活しました（2007年3月終了）。その後、『（きょうの）ニュース&スポーツ』として2007年4月にリニューアルし、2010年3月に終了しました。

放送時間

平日
1994年4月4日 - 1995年3月31日：23:00 - 23:15
1995年4月3日 - 1995年9月29日：22:55 - 23:25（23:25 - 23:30はローカルニュース）
1995年10月2日 - 1996年3月29日：22:55 - 23:30（23:30 - 23:35はローカルニュース）
1996年4月1日 - 2000年3月24日：23:00 - 23:35（22:55 - 23:00はローカルニュース）、23:35 - 23:45は『あすを読む』
祝日
1994年4月 - 1996年3月：放送なし
1996年4月 - 2000年3月：23:00 - 23:25（22:55 - 23:00はローカルニュース）

主なコーナー

11特集
11スポーツ

歴代キャスター

（詳細な情報は省略）

備考

気象予報士は『首都圏ニュース845』の気象情報を兼務していました（田口氏は1996年度から）。

外部リンク

NHKニュース11 - NHK放送史

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