NIFREL

NIFREL（ニフレル）

NIFRELは、大阪府吹田市に位置する独自の博物館で、水族館と動物園、さらには美術館の要素を融合させた施設です。この博物館は、エキスポランド跡地の再開発事業により誕生した複合商業施設「EXPOCITY」の一部として運営されています。水族館の部分は、1990年から水族館の運営を行っている海遊館がプロデュースしており、人工海水が使用された内陸型の水族館です。

施設の概要

NIFRELは「生きているミュージアム」として知られており、日本動物園水族館協会の会員でもあります。施設のコンセプトは「感性にふれる」で、ただ生き物を展示するだけでなく、視覚的にもアートの要素を取り入れた展示が行なわれています。これにより、訪れる人は子供から大人まで、さまざまな感性を豊かにする体験が得られるのです。

展示する生物は、一般的な水族館での魚類だけではなく、哺乳類や鳥類も含まれており、豊富な種類が揃っています。NIFRELの名称は「感性にふれる」から派生したもので、館内のロゴマークは進化する生物と「EXPOCITY」のゲートを象徴するデザインが施されています。

ゾーンの特徴

NIFRELの館内はオープン当初から7つのテーマゾーンに分けられています。それぞれのゾーンでは、展示されている生物の特性や魅力を伝えるために、夏井いつき（俳人）による「生きもの五七五」が掲示されています。この展示は、各生物をユニークに紹介し、訪れる人の好奇心を刺激します。

一部のゾーンでは展示内容を変えられる「可変性」が特徴で、オープン以降も新たなテーマゾーンが追加されています。館内は鉄骨造の3階建てで、施工は竹中工務店が担当しました。2016年には開館からわずか1年で入場者数が200万人を超え、多くの人に愛される施設となっています。

自然繁殖の成功

NIFRELでは、さまざまな生物の繁殖にも力を入れており、2016年にはテトラオドン・ショウテデニィやパオ・アベイなどの自然繁殖に成功しました。さらに、2019年にはマミズフグの繁殖にも成功し、これらは日本動物園水族館協会から正式にその成果が認められています。

各ゾーンの内容

• - いろにふれる: カクレクマノミやモンガラカワハギなど、色鮮やかな生物が展示されています。
• - わざにふれる: 様々な技術を持つ生物たち、例えばオオテンジクザメやトラフザメなどが、特に印象的です。
• - すがたにふれる: 生物の外見や形状に焦点を当てた展示ゾーンで、様々な生物のユニークな姿を見ることができます。
• - およぎにふれる: 水中での生物の動きを観察できるゾーンです。
• - かくれるにふれる: 生物がどのように隠れるのかをテーマにした展示。
• - みずべにふれる: 水辺に生息する特異な生物が集められています。
• - うごきにふれる: 動きの面白さを体感できる展示で、動物たちの行動を観察できます。
• - つながりにふれる: 映像を通じて生物のつながりを感じられる空間です。

また、「WONDER MOMENTS」と呼ばれるインタラクティブな体験型アート空間もあり、来場者は新しい形のアートを楽しむことができます。

アクセス

NIFRELへのアクセスは、大阪モノレールの万博記念公園駅から徒歩2分と非常に便利です。多くの人々にとって訪れやすく、家族連れやカップル、さらには子供たちを連れての訪問に最適なスポットとなっています。ぜひこのユニークな体験をしに、NIFRELを訪れてください。

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