NISSANミッドナイトステーション ザ・欽グルスショー

NISSANミッドナイトステーション ザ・欽グルスショー

『NISSANミッドナイトステーション ザ・欽グルスショー』は、TBSラジオで1983年から1985年にかけて放送された深夜のバラエティ番組です。この番組は日産自動車の専属スポンサーとして展開され、月曜日から金曜日まで、1984年4月からは土曜日も加わり、深夜の時間帯に楽しまれました。

番組は、当時の人気タレントである萩本欽一の「欽ちゃんファミリー」によって構成され、毎日のように異なるパーソナリティが登場しました。特に、関根勤や小堺一機といったメンバーが人気を博し、彼らは以前の番組『るんるんナイト ワオ!』から引き続き出演していました。彼らの軽快なトークとユーモアは、多くのリスナーに愛されました。

開局当初は『NISSANミッドナイトステーション ザ・欽グルス電リク60分』として放送され、リクエスト音楽番組としてスタートしましたが、その後、バラエティ要素が強化され、リスナーが聴きたい曲をリクエストする形に変わっていきました。リクエスト時間も特定の時間に設けられ、都内と都外で受付対象が切り替わるなど、リスナー参加型の形式が魅力でした。

1984年4月からは毎週土曜日も放送されるようになり、電リク形式が完全に排除され、エンターテイメント中心の構成となりました。この番組では各曜日ごとに異なるユニークなテーマ曲も用意され、リスナーの耳にも残りました。特に中原めいこの歌が重宝され、各曜日のオープニングにはその時々の特別な歌詞が追加されるなど、楽しい工夫が施されていました。

また、番組中には「欽グルスファンの集い」といったイベントも企画され、リスナーとパーソナリティが直接触れ合う機会が設けられました。こうしたイベントでは、ファンとの距離が縮まり、番組の人気はさらに高まりました。

パーソナリティたちは、各曜日で異なるキャラクターを担当し、リスナーからのハガキや電話参加を求めるコーナーが多数設けられました。例えば、関根と小堺は「コサキン情報局」でリスナーからの投稿を取り上げたり、「物まねクイズ・似てね～！」というコーナーで物まねを披露したりすることで、笑いや楽しみを提供しました。

さらに、「必殺うぷぷ人」や「絶叫コーナー」といったコーナーは、リスナーからの参加型ネタで構成されており、聴取者の創造性を刺激しました。特に「必殺うぷぷ人」は人気を集め、パロディのアイデアが多く寄せられました。

{{program_name}}は、約2年間にわたり深夜のエンターテイメントを提供し続けましたが、1985年10月に放送が終了しました。終了後も、番組の人気とそのノスタルジーは多くのリスナーの心に残り、関根勤や小堺一機はその後の番組でも活躍し続けることになります。こうした一連の活動は、日本のラジオ史において名を刻むものとなりました。

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