コサキン

コサキン（Kosakin）

コサキンは、お笑いタレントの関根勤（せきね つとむ）と小堺一機（こざかい いっき）のコンビ名であり、彼らがパーソナリティを務めた一連のラジオ番組を総称する言葉です。この名は、小堺の名字の「コサ」と関根の名前の音読み「キン」を組み合わせたもので、彼らの活動は1980年代から今に至るまで続いています。

初期の活動

コサキンは、テレビ番組『ぎんざNOW!』内の「素人コメディアン道場」で出会い、関根が初代チャンピオンを、小堺が第17代チャンピオンを獲得したことから始まりました。二人はコンビとしての活動を開始する前からの仲であり、当時は共に悪戯好きな若手芸人でした。

1981年6月に、下北沢で定期的なコントライブ『土曜の夜にしゃらくせえ』を行い、この舞台が彼らのコンビの出発点となりました。地道な活動を経て、1981年10月にはTBSラジオでの帯番組『夜はともだち コサラビ絶好調!』が始まり、少しずつ人気が高まりました。

知名度の上昇

コサキンの知名度が大きく上昇したのは、テレビ朝日『欽ちゃんのどこまでやるの!』への出演がきっかけでした。さらにその後も、さまざまな番組に登場し、特に1987年に始まった初の冠番組『コサキン勝手にごっこ』は大ヒットを記録し、「コサキン」という名前は全国的に知られるようになりました。これをきっかけに、二人は様々なメディアで活躍し続けました。

ラジオの長寿番組

コサキンシリーズのラジオ番組は、形を変えつつも25年以上にわたって続く長寿番組となりました。当初は「小堺一機」「関根勤」という個々の名前で活動していたが、リスナーの声によって次第に「コサキン」という名前に一本化され、その人気は高まりました。

彼らは1988年にはTBSラジオから「ゴールデンマイク賞」を受賞し、その後もラジオ番組を通じて親しまれ続けましたが、2009年に『コサキンDEワァオ!』が終了し、一旦活動に区切りがつきました。

再結成と現在

その後、2010年から2013年には『コサキンDEラ゛ジオ゛!』が放送され、さらには2014年から2015年には『コサキン道中 ぶらっぶらっぶらっ!』も司会しました。現在、2023年4月からはポッドキャスト『コサキン ポッドキャストDEワァオ!』も始まり、これまでの友情と活動の歴史をエピソードを交えて新しい形で伝えています。

エピソードと影響力

二人はコンビ名を持ちながらも、当初はピンで活動したい意向を抱いていました。また、業界の大物からの指導や厳しい評価も受けつつ、徐々に自分たちのスタイルを確立していきました。特に萩本欽一との関わりは彼らにとっての大きな転機となり、後に親しい関係となることができました。

コサキンは時を超えて、テレビやラジオでの活動を通じて多くの人々に笑いを提供し続けており、彼らの独創的なスタイルや息の合ったやり取りは、今後も多くのファンに愛されることでしょう。

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