NNN6:30きょうのニュース

NNN6:30きょうのニュース

『NNN6:30きょうのニュース』は、日本テレビ系列（NNN）で1984年から1986年まで放送されていた夕方のニュース番組です。この番組は、平日（月曜日から金曜日）は18:30から18:55まで、土曜日は18:30から18:50まで放送されました。

番組の内容と特徴

番組はオープニングにおいて、特製のブルーバックで「6:30」と表示されたデジタル時計が特徴的に映し出されます。そしてズームダウンの後に「NNN 6:30 きょうの」というタイトルが現れ、その後画面下部に「ニュース」が現れるスタイルでした。キャスターの挨拶があった後は、すぐに本編に入る展開が一般的でしたが、久保・大島コンビに変わってからは最初にヘッドラインが3つ紹介されてから挨拶に入る形式に変わりました。また、時間編成の都合により18:30に開始できない場合もあり、デジタル時計はその時刻に合わせて調整されていました。

土曜日は「こんばんは」という挨拶から始まり、本多当一郎または青尾幸が「6時半になりました」と述べることが通例でした。この慣例は1989年9月30日まで、後の番組でも受け継がれました。

メインコーナーと内容

番組にはいくつかの人気コーナーがありました。中でも「列島事件簿」は本番組の特徴の一つで、NNN系列のカメラが捉えた事件や事故の映像をリレー形式で紹介していました。このコーナーは、前身番組の『JUST NEWS』から引き継がれ、放送日が金曜日まで拡大されました。

「熱中先生」は、教育現場の中から特に輝いている教師を紹介するコーナーで、小学校から高等学校にかけて厳選された教師が取り上げられました。このコーナーは、教育への熱意や情熱を視聴者に伝えることを目的としていました。

また、土曜日には「健康と医学」というコーナーも設けられ、健康に関する情報や医学的なアドバイスが提供されました。

放送形式とエンディング

当時の他のニュース番組と同様に、左上か右上には見出しが表示されるスタイルが採用されており、土曜日の番組は平日とは異なるセットが使用されていました。音楽面では、平日の本編エンディングでハワイアンアコースティックな曲が使用され、月曜から金曜のヘッドラインには久石譲の「α・BET・CITY」という曲が流れました 。

特に、山形放送ではこの番組のローカルニュースの枠を「YBC6:00きょうのニュース」として放送していました。さ控えめな雰囲気の中で、視聴者に信頼性のある情報を提供する姿勢が支持を集めていました。

番組は1986年9月に終了しましたが、その後も後継番組で同じスタイルが踏襲され、視聴者に親しまれ続けています。『NNN6:30きょうのニュース』は日本の夕方ニュースにおける重要な存在であり、多くの視聴者に良質なニュースを届けていたことが伺えます。

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