NO LIMIT (プロレス)

NO LIMIT（ノー・リミット）

NO LIMITは新日本プロレスで活躍するタッグチームで、メンバーは高橋裕二郎と内藤哲也です。このチームは、2008年に結成され、以来数々の名勝負を繰り広げてきました。NO LIMITという名は、限界知らずで挑戦する姿勢から付けられ、プロレス界において特別な存在となりました。

結成と初期の活躍

2008年2月17日、両国国技館での試合で裕二郎と内藤は、獣神サンダーライガーとAKIRAの持つIWGPジュニアタッグタイトルに挑戦を表明しました。試合後には、裕二郎が自らの名でタッグを命名し、NO LIMITが誕生しました。このとき、2人はカラーの異なるコスチュームを新調しました。最初の防衛戦では残念ながら敗北し、その後も完全に戦績は振るわず全敗の苦しい状況が続いていました。

しかし、2008年9月にプロレスリング・ノアの大会に姿を現し、GHCジュニアヘビー級タッグチャンピオンチームを挑発。これが後に彼らの大きなブレイクにつながりました。10月には、ついにIWGPジュニアタッグ王座を手に入れ、その後初防衛にも成功しました。

海外での挑戦

2009年は国外での挑戦が耳目を集める年となりました。高橋と内藤は、TNAで再び王座に挑戦するも、再び敗北し、さらなる海外の舞台、メキシコのCMLLへと転戦しました。この地でも彼らはルードとして活動し、数々の激闘を重ねました。特に髪の毛を賭けた試合での勝利は記憶に残る快挙となり、日本人レスラーがこのタイプの戦いで勝利するのは30年ぶりという偉業を達成しました。

帰国とその後

2010年1月4日に凱旋帰国すると、高橋と内藤はIWGPタッグ王座を懸けて再び活躍を始めました。彼らは若干のブーイングを浴びながらも自らをヒールに仕立て上げ、プロレス界での存在感を高めていきます。しかし、彼らの関係には次第に緊張が高まり、内藤がシングルでの成長を遂げるにつれて高橋の不満が表面化していきました。

決裂とその後

ついに2011年に彼らは決裂し、激しい対抗戦が行われます。内藤は高橋からの厳しい叱責を受ける事態に陥り、最終的には内藤が高橋を置き去りにする形でタッグは解消されました。この決裂は、二人にとっての新たなスタートを意味するものでもありました。それぞれが新たな道を歩む中で、NO LIMITの名は歴史に刻まれました。

タイトルと技

NO LIMITは、IWGPジュニアタッグ王座とIWGPタッグ王座の両方を獲得した唯一のチームとして知られています。また、彼らは合体技を用いた攻撃スタイルも特色としており、リミットレス・エボリューションやリミットレス・ドリームなどの技がファンに愛されています。

音楽と今後の展望

彼らのテーマ曲である「Du Hast」は、NO LIMITの情熱的な姿勢を象徴するものとなり、試合のたびに観客を熱狂させました。今後の二人の活躍がどのように展開されるか、プロレス界から目が離せません。NO LIMITは、ファンにとって忘れられない伝説的な存在となっています。

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