シングル「NOSTALGIC」について
「NOSTALGIC」というタイトルのこの
シングルは、日本のロックバンド・
L'Arc〜en〜Cielおよび
VAMPSのボーカリスト
HYDEの15作目になります。この楽曲は2021年
6月25日に
音楽配信で登場し、2021年
10月6日に物理的なCDとして販売されました。リリース元は
Virgin Musicです。
本
シングルは
HYDEの前作「
ON MY OWN」の約2ヶ月後にリリースされ、CD
シングルとしては「LET IT OUT」以来約11ヵ月ぶりの新作です。そして、この楽曲は
2002年からの約19年ぶりに「静」をテーマにした作品の第一弾となります。本作の表題曲が
HYDEの過去の名盤『
ROENTGEN』に収録された楽曲を彷彿とさせるバラードであることも注目です。
「NOSTALGIC」は、
弦楽器や生楽器を盛り込んだ深い感情を抱えた楽曲に仕上がっており、特に同アルバム収録の「THE CAPE OF STORMS」との共通点が見られます。
HYDEは、今回の
シングルを「
ROENTGEN II」と関係があり、聴き手が最初に期待するであろうアコースティックで静かな曲ではなく、むしろ壮大な曲として第一弾を選んだ理由を語りました。この意図を受けて、楽曲のミュージックビデオも「THE CAPE OF STORMS」を意識した映像になっています。
楽曲の歌詞は、
北海道・
富良野の小さな駅をイメージしており、旅立ちの瞬間を思い起こさせるものです。
フィジカル発売前の2021年
6月25日には、
HYDEが開催したオーケストラコンサートツアー「20th Orchestra Tour
HYDE ROENTGEN 2021」に合わせて、
音楽配信サイトで「NOSTALGIC」が先行配信されました。また、同日には公式YouTubeチャンネルにてフルサイズも公開され、瞬く間に多くのリスナーの耳に届きました。
さらに、「NOSTALGIC」のミュージックビデオは、
HYDEの故郷である
和歌山県の白崎海洋公園で撮影され、ドローンを使用した映像が話題を呼んでいます。
HYDEは黒い衣装を着て、白い石灰岩の上で海をバックに歌う姿が印象的で、映像美を際立たせています。ミュージックビデオのティザー映像やフル動画も公式YouTubeで公開され、ファンからの反響を受けました。
アートワークは、
HYDEのソロや
L'Arc〜en〜Cielの作品に携わってきたデザイナー・モート・シナベルによって製作され、過去の
シングルジャケットの花のテーマを引き継いで描かれた一輪の花が印象的です。
2021年
10月6日には、初回生産限定盤(CD+DVD)と通常盤(CD)の2形態が販売され、初回限定盤には「NOSTALGIC」のミュージックビデオやドキュメンタリー映像、新たにアレンジされた「ZIPANG」のパフォーマンスが収録されています。この「ZIPANG」のアレンジは、
雅楽の楽器を使用したオリエンタルなサウンドが特徴です。
「NOSTALGIC」は、フジテレビ系番組『
Love music』や
TVQ九州放送系の番組『BARKUP TV』でも起用され、
HYDEの音楽がさらに多くの人々に届けられることとなりました。