NTTインターネット

NTTインターネット株式会社

NTTインターネット株式会社（NTT INTERNET INC.）は、NTTコムウェアグループに属するシステム構築事業者です。料金系・決済系システムに強みを持ち、特にコンビニエンスストア、金融機関、クレジットカード会社、そして公共料金事業者（電気・ガス・水道など）を接続する決済系ASP事業に注力しています。NTTグループにおける決済システムの重要な役割を担う一社です。

概要

同社は、もともと富士通、沖電気、日本経済新聞社などが出資するVAN（Value Added Network）事業に関する事業化調査会社として設立されました。その後、決済系ASP事業へと事業転換し、現在ではコンビニエンスストアや金融機関、クレジットカード会社、公共料金事業者などを接続する決済プラットフォームを提供しています。NTTグループの決済システムを支える重要な役割を担っています。

沿革

1985年6月：インターネット企画会社（資本金1億円）として設立、VAN事業に関する事業化調査を開始。
1986年5月：インターネット株式会社に社名変更し、事業会社へ転換。
1986年6月：資本金を40億円に増資。
1986年10月：インターネット株式会社として、特別第二種電気通信事業者登録、東京センタ（中野）にてVANサービスを開始。
1989年11月：エヌ・ティ・ティ・インターネット株式会社に社名変更。
1991年4月：コンビニVAN（コンビニネットワーク）サービスを開始。
1993年4月：銀行VAN（金融機関ネットワーク）サービスを開始。
1996年3月：一般第二種電気通信事業者登録
1997年10月：コンビニネットワークサービス開始
2001年9月：NTTコムウェアグループ入り。
2002年3月：総合決済ASPサービス「i-コレクト」を開始。
2004年4月：マルチペイメントネットワーク共同利用センタサービスを開始。
2005年3月：クレジットゲートウェイサービスを開始。
2014年7月：NTTコムウェアからコンビニ収納代行サービス「Smart Pit」事業を譲受。
2014年12月：ITNスマート決済サービス開始
2015年2月：LGWAN口座振替データ伝送サービスを開始。
2018年7月：マイペイメントサービスを開始。

主なサービス

コンビニVAN（コンビニネットワーク）サービス：
全国のコンビニエンスストアとオンライン接続し、店舗で受け付けた料金収納情報を各企業（公共料金事業者など）へリアルタイムに通知するVANサービスを提供します。
銀行VAN（金融機関ネットワーク）サービス：
全国の金融機関と各企業を相互接続し、口座引落しや総合振込データの授受を中継するVANサービスを提供します。
MPN共同利用センターネットワークサービス：
マルチペイメントネットワークと各企業を相互接続し、ペイジー（インターネットバンキングやATMで税金や通販代金を支払うことができるサービス）に必要な各種データを中継するVANサービスを提供します。
総合決済ASPサービス「i-コレクト」：
コンビニ決済、ペイジー、口座振替、クレジットカード決済など、多様な決済手段で支払われた情報を一元的に管理するASPサービスを提供します。
クレジットゲートウェイネットワークサービス：
各クレジットカード会社と接続し、与信（オーソリゼーション）、売上、有効性確認（洗い替え）など、各クレジットカード会社とのデータ授受を代行するゲートウェイサービスを提供します。
コンビニ収納代行サービス「Smart Pit」：
払込票を発行せずに、取扱コンビニに設置されているスマートピットカードや、スマートピットWebサイトから無料でダウンロードできるスマートピットシートを使って決済ができるコンビニ収納代行サービスを提供します。

外部リンク

NTTインターネット株式会社 - 公式ウェブサイト

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