NTT技術史料館

NTT技術史料館は、東京都武蔵野市緑町に位置する、日本電信電話株式会社（NTT）の企業博物館です。2000年11月に開館し、NTTグループの技術史料を幅広く公開しています。この史料館は、1952年に設立された日本電信電話公社をルーツとし、その後のNTTグループの技術革新の歴史を今に伝える貴重な施設です。

展示内容

館内は、「歴史をたどる」と「技術をさぐる」の二部構成で展示が行われています。

歴史をたどる：NTTグループの歴史を、黎明期から現代に至るまで、年表形式で分かりやすく紹介しています。創業当時の通信機器や、技術開発の過程を示す資料などが展示され、情報通信技術の変遷を体感できます。

技術をさぐる：NTTグループが開発した最先端技術を、具体的な製品や実験装置を通して紹介しています。電気通信技術の基礎から、光ファイバー通信、無線通信、人工知能など、幅広い分野の技術を学ぶことができます。

また、2013年に閉館した逓信総合博物館内の「NTT情報通信館」から、約50点の所蔵品が引き継がれており、より充実した展示内容となっています。

利用案内

開館時間：10:00 - 17:00
休館日：土日祝日および年末年始
一般公開日：毎週木・金曜日 13:00～17:00（入場は16:30まで）
入館料：無料
団体利用：NTTグループ会社内利用は一般公開時間外も利用可能です。事前に問い合わせが必要です。

交通アクセス

西武新宿線東伏見駅南口から：徒歩15分
JR三鷹駅北口から：
関東バス鷹01「北裏」行、鷹02「武蔵関駅」行、鷹03「田無橋場」行にて、「武蔵野市役所前」下車、徒歩5分。
* 関東バス鷹40「NTT武蔵野研究開発センタ」行にて、「NTT武蔵野研究開発センタ」下車、徒歩0分。

主な収蔵資料

主な収蔵資料としては、初期の電話機、電信機、交換機などの通信機器、光ファイバーケーブル、無線通信機器、半導体、ソフトウェア、そして研究開発に使用された実験装置などが挙げられます。これらの資料を通して、情報通信技術の進歩を具体的に理解することができます。また、NTTが開発した様々な技術を体験できるインタラクティブな展示も用意されています。

NTT技術史料館は、情報通信技術の発展に興味のある方はもちろん、技術史や科学史に関心のある方にもおすすめの施設です。無料で利用できるため、気軽に訪れて、NTTグループの技術の歴史と革新を体感することができます。

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