NTT東日本さいたま新常盤ビル

NTT東日本さいたま新常盤ビル：歴史と概要

NTT東日本さいたま新常盤ビルは、埼玉県さいたま市浦和区常盤という地に建つ、NTT東日本-関信越の本社ビルです。地上8階建て、塔屋2階建ての鉄骨構造の建物で、国道463号に面した、存在感のあるビルとなっています。2008年9月に完成したこのビルは、かつてはNTT東日本埼玉支店の事務棟として利用されていましたが、2014年7月1日の組織再編に伴い、NTT東日本-関信越の本社機能を担うこととなりました。

建物の特徴

さいたま新常盤ビルは、広大な敷地に建設されています。敷地面積は12,058平方メートル、建築面積は2,145平方メートル、延べ床面積は15,059平方メートルに及びます。容積率は354％、基準階天井高は2.7メートル、床荷重は500kg/平方メートルと、広々とした空間と堅牢な構造が特徴です。また、154台分の駐車場も備えているため、来訪者にも利便性の高い設計となっています。

歴史的背景

現在のNTT東日本さいたま新常盤ビルの敷地、そして南側に位置するNTT東日本常盤ビルを含む常盤5-8丁目全域は、かつて藤倉ゴム工業（現・藤倉コンポジット）浦和工場でした。1971年9月、岩槻工場の稼働に伴い浦和工場は閉鎖されました。その後、跡地は再開発され、西側にはNTT東日本常盤ビル、読売新聞浦和支局、浦和公共職業安定所、県営団地、戸建て住宅などが整備されました。一方、北側は長らく駐車場として利用されていましたが、そこに2008年、さいたま新常盤ビルが建設されたのです。この再開発は、地域のランドマークとして、そしてNTT東日本の発展を象徴する出来事となりました。

周辺環境

さいたま新常盤ビルは、ビジネスの中心地に位置しているため、周辺環境も充実しています。すぐそばには埼玉りそな銀行本店、浦和公共職業安定所、読売新聞社さいたま支局といった重要な施設があります。また、国道17号（中山道）、国道463号（越谷浦和バイパス・中山道）、新浦和橋、埼玉県道57号さいたま鴻巣線バイパス、道場三室線など、交通アクセスも良好です。これらの利便性の高さは、NTT東日本-関信越の事業運営に大きく貢献していると言えるでしょう。

まとめ

NTT東日本さいたま新常盤ビルは、単なるオフィスビルではなく、地域の変遷と発展を物語る歴史的建造物でもあります。広々とした空間、充実した設備、そして良好な立地は、NTT東日本-関信越の事業活動を支える基盤となっています。今後も、このビルから、地域社会への貢献、そして日本の通信事業の発展に大きく寄与していくことが期待されます。

もう一度検索