NX・TCリース&ファイナンス

NX・TCリース&ファイナンス株式会社

NX・TCリース&ファイナンス株式会社は、東京都港区に本社を構えるリース会社です。NIPPON EXPRESSホールディングス、東京センチュリー、損害保険ジャパンという3つの大手企業が共同で出資し、設立されました。この会社は、元々日通商事が手掛けていたリース部門の事業を引き継ぐ形で誕生しました。

概要

NX・TCリース&ファイナンスは、日本通運グループに属する日通商事（現NX商事）のリース・オートリース部門を分社化して設立されました。日通商事は1964年に発足し、リース部門の機能は2021年に日通リース&ファイナンスとして独立しました（法人設立は1月15日、営業開始は4月1日）。その後、2023年に現在の社名であるNX・TCリース&ファイナンスに変更されています。

事業内容

NX・TCリース&ファイナンスは、多岐にわたるリースおよびファイナンス関連の事業を展開しています。具体的な事業内容は以下の通りです。

リース&ファイナンス: 企業が設備や機械などを導入する際に、資金調達を支援するサービスを提供します。
ファイナンスリース: リース期間終了後に、企業が物件を買い取ることを前提としたリース契約です。
オペレーティングリース: リース期間終了後に物件を返却することを前提としたリース契約で、企業の資産効率向上に貢献します。
購入選択権付リース: リース期間満了時に、企業が物件を購入するかどうかを選択できるリース契約です。
自動車リース: 企業向けに、自動車をリースするサービスを提供します。
オートリース: 自動車リースと同様のサービスですが、より広範な車種に対応しています。
メンテナンスリース: 自動車のメンテナンスを含めたリースサービスを提供し、企業の管理コスト削減に貢献します。
中古車両買取サービス: リース期間が終了した車両や、企業が所有する中古車両の買取サービスを提供します。
割賦販売: 設備や機械などを分割払いで購入できるようにするサービスです。
レンタル: 短期間の利用を目的としたレンタルサービスを提供します。
不動産リース: 企業向けに、オフィスビルや工場などの不動産をリースするサービスです。
環境エネルギーサービス: 環境に配慮したエネルギー関連設備のリースや、省エネルギー化に関するコンサルティングを提供します。

沿革

NX・TCリース&ファイナンスの沿革は、日通商事のリース部門の歴史と深く関わっています。

1958年 - 株式会社日通保険総代理社が設立されました。
1964年 - 日通産業を吸収合併し、日通商事に商号変更しました。
1966年 - 日通商事が日本通運の車両設備リースを目的としてリース部門を設立。本社は東京都千代田区外神田に置かれました。
1967年 - 一般顧客向けのリース業務を開始しました。
1971年 - リース事業協会設立と同時に入会しました。
1973年 - 全国に拠点を設置し、営業体制を整備しました。
2012年 - 中古車買取事業を開始しました。

日通リース&ファイナンス時代

2021年 - 日通商事からリース部門を分割し、日本通運、東京センチュリー、損害保険ジャパンの共同出資により新会社「日通リース&ファイナンス」を設立し、事業譲渡が行われました。
2021年 - 株式会社格付投資情報センター(R&I)から格付を取得し、発行体格付はAA-となりました。
2022年 - Pマーク（プライバシーマーク）を取得し、個人情報保護体制の強化を図りました。

NX･TCリース&ファイナンス時代

* 2023年 - 日通グループの組織再編および持株会社制への移行に伴い、現在の社名であるNX・TCリース&ファイナンスに社名変更しました。

NX・TCリース&ファイナンスは、長年の歴史と実績を持つリース会社として、これからも様々な企業のニーズに応じた最適なファイナンスソリューションを提供していくことが期待されます。

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