Neo Africa Rainbow Ax

Neo Africa Rainbow Ax

『Neo Africa Rainbow Ax』は、2007年4月11日にリリースされたENDLICHERI☆ENDLICHERIの第二弾オリジナルアルバムであり、堂本剛のソロアルバムとしては通算4枚目の作品です。アルバムはジャニーズ・エンタテイメントが母体となるRAINBOW☆ENDLI9から発売されました。

アルバムの概要

本作は、前作『Coward』から約1年ぶりに届けられたセカンド・アルバムです。この間、堂本剛は100公演にも及ぶライブやKinKi Kidsとしてのレコーディングに挑戦し、さらにはアルバム『I album -iD-』の制作やテレビ・CMへの出演を行っていました。それらの多忙なスケジュールを経て、約1年をかけた熟成の結果、アルバムが完成しました。

本アルバムのタイトルは、「Neo」「Africa」「Rainbow」「Ax」という4つの要素から成り立っています。「Neo」は新しさを意味し、「Africa」はアフリンカン・ミュージックとの関わりを示唆しています。「Rainbow」は彼自身の象徴であり、日常的に使われる要素です。そして「Ax」はギターを象徴する言葉です。さらに、タイトルの各単語の頭文字を並べると、堂本剛の故郷である奈良を表すことができるという遊び心も含まれています。

収録曲と特徴

アルバムには、実質的な先行シングルである『空が泣くから』が収録されていますが、前作以降にリリースされたシングル『The Rainbow Star』は未収録となっています。新たに作られた楽曲『Take U2 The Rainbow Star』は、同じタイトルを持つシングルと題名は似ていますが、メロディや内容はまったく異なるものです。

楽曲制作にあたっては、自らもギターを演奏し、サポートミュージシャンも前年のライブで関わったメンバーを中心に固められています。初回限定盤には『空が泣くから』のクリップDVDが同梱され、通常盤にはボーナストラックが収められています。ジャニーズグループのアルバムとは異なり、アーティスト写真やブックレットが極力抑えられ、一人のミュージシャンとしての表現が強調されています。

プロモーションと受け入れ

本作は、ドキュメンタリーDVD『胸宇宙 ENDLICHERI☆ENDLICHERI Documentary』やライブDVD『不完全 FUNKY WHITE DRAGON』と連携した応募キャンペーンを実施しており、特典として「ならみやげ」が抽選で当たる企画も行っています。また、初登場時のオリコン週間アルバムチャートでは2位を記録しましたが、堂本剛名義を含めても初めての同チャートでの1位を逃す結果となりました。

まとめ

堂本剛が手がけた『Neo Africa Rainbow Ax』は、音楽的な成長が感じられる作品であり、彼の独特な視点を通じた世界観が広がっています。その多様性は、聴く者に新たな体験を提供し、彼のアーティストとしての信念と個性を表現しています。このアルバムは、ファンはもちろんのこと、音楽を愛するすべての人に楽しんでもらえる作品に仕上がっています。

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