Nouvelle Vague

『Nouvelle Vague』の詳細



『Nouvelle Vague』(ヌーヴェル・ヴァーグ)は、1998年3月25日にリリースされたTHE ALFEE|THE_ALFEEのオリジナルアルバムであり、彼らにとって18枚目となります。本作は、バンドがEXPRESSレコードに移籍した後の初めてのアルバムでもあり、これに伴い制作スタッフも大幅に変更されました。具体的には、長きにわたりマスタリングを担当していた田中三一が中里正男(ONKYO HAUS)にバトンタッチされるなど、新たな挑戦が詰まった作品です。

アルバムの内容



アルバムには、高見沢俊彦による全曲の作詞・作曲が特徴であり、多様な音楽スタイルが展開されています。

  • - Crisis Game 〜世紀末の危険な遊戯
この曲は、THE ALFEE|THE_ALFEEのメンバーが出演する東芝DVDCFソングで、編曲やストリングスのアレンジは井上鑑が担当しています。

  • - Nouvelle Vague
タイトル曲として位置づけられたこの曲も、THE ALFEE|THE_ALFEEによる編曲が施され、井上鑑がストリングスを手掛けています。

こちらはアルバムバージョンが制作され、汽車の汽笛音で締めくくられる印象的なアウトロが特徴です。

  • - Pride
この曲もTHE ALFEE|THE_ALFEE自身による編曲が行われ、ストリングス編曲は服部克久が担当しています。

  • - Sister of The Rainbow
アコースティック・ギターの多重録音が施され、ライヴでは坂崎がトリプルネックギターを使用し、高見沢はスタンドギターを演奏する様子が見受けられます。

中島文明に提供した曲のセルフカバーで、坂崎がリードボーカルを担当しています。また、ライヴ・ヴァージョンも別の作品に収録されています。

  • - Good Times Boogie
収録曲の一つで、THE ALFEE|THE_ALFEEらしいノリの良い楽曲です。

  • - Beyond The Win
この曲は1998年大阪国際女子マラソンのイメージソングとしても知られ、印象的なメロディが特徴です。

  • - CRASH !
デジタルロックを取り入れた実験的なトラックであり、坂崎の声がヴォコーダーで加工されている部分がユニークです。

  • - 明日の鐘
最も長いトラックであり、8分34秒の内容を持つこの曲は、同名の楽曲のセルフカバーです。

参加ミュージシャン



アルバムには、さまざまなミュージシャンが参加しており、以下のようなメンバーが名を連ねています:

関連作品



また、2004年9月15日にリリースされた『THE ALFEE|THE_ALFEE 30th ANNIVERSARY VIDEO CLIPS Ⅱ』(DVD)には、アルバムから「Nouvelle Vague」と「Brave Love 〜Galaxy Express 999」(Short Version)のプロモーションビデオが収められています。これに続き、Blu-ray版も再リリースされました。

『Nouvelle Vague』は、その音楽的多様性と新しい挑戦が詰まった作品であり、THE ALFEE|THE_ALFEEのファンにとって重要な一枚となっています。

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