O-40王座

O-40王座の概要

O-40王座（オーバー-フォーティーおうざ）は、DDTプロレスリングによって認定された、40歳以上の選手を対象にしたプロレスリングのタイトルです。このユニークな王座は、年齢に関係なく、経験豊富なレスラーたちの競争を促進することを目的としています。

王座の歴史

O-40王座は、2019年に創設されました。具体的には、2019年6月25日にスーパー・ササダンゴ・マシンが提案し、その約3週間後の7月15日にDDTが主催した大会で初代王座決定戦が行われました。この試合は大田区総合体育館で行われ、勝利を収めたのは高木三四郎です。彼はこの試合に勝つことで初代王者の座に輝きました。

しかし、王座の運命はその後波乱に満ちたものでした。2022年9月1日、王者であった大鷲透が王座を返上し、その結果、王座は事実上封印状態に突入しました。その後、王座決定戦は行われず、しばらくの間、O-40王座の動向は沈黙を保つことになりました。

状況が変わったのは2023年のことです。ゴージャス松野の要望を受けて、O-40王座の復活が正式に発表されました。王座の復活に伴い、再び競争が始まり、3月21日に行われたDDT後楽園ホール大会での第4代王座決定戦で、大石真翔が勝利を収め、第4代王者となりました。

王座の剥奪

ただし、王座の歴史はまたもや波乱に満ちています。2024年3月19日、特に重要な出来事が発生しました。王者の大石が2023年4月1日以降、約1年にわたって防衛戦を行わなかったため、王座から剥奪されました。この防衛期限に関する具体的なルールは不明ですが、一方で、元王者の大鷲は獲得から返上までの約1年9ヶ月の間、一度も防衛戦を行わなかったにもかかわらず剥奪はされませんでした。

歴代王者の記録

O-40王座の歴代王者たちには、注目すべき記録がいくつかあります。中でも、最多連続防衛回数と通算防衛回数はどちらもゴージャス松野が保持しており、いずれも2回です。彼はまた、最年長の王者としても名を残しており、58歳5ヶ月での戴冠は、まさに年齢を超えた力強さを示しています。さらに、最年少の戴冠記録を持つのは大鷲透であり、彼は44歳10ヶ月で第3代王者として名を刻みました。

O-40王座は、そのユニークさと歴史的な出来事において、DDTプロレスリングの中でも特別な存在として認識され続けています。年齢を問わず、情熱をもってプロレスに取り組む選手たちが集まるこの王座は、今後も多くの話題を提供してくれることでしょう。

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