2016年の
OFCネイションズカップは、
5月28日から
6月11日まで
パプアニューギニアで開催された、
オセアニアサッカー連盟による第10回目の国際大会です。この大会では、
ニュージーランドが2大会ぶりに優勝し、5回目のタイトルを手にしました。その結果、
ニュージーランドには2017年にロシアで行われるFIFAコンフェデレーションズカップに出場する資格が与えられました。
大会の目的
本大会は、
2018 FIFAワールドカップ・オセアニア予選の一環でもありました。グループリーグで上位に進んだチームたちは、オセアニアの次の予選に進む道を開くことになります。また、各グループの上位チームは決勝トーナメントにも進出し、その優勝チームがFIFAコンフェデレーションズカップへの切符を得る仕組みです。大会の開催が決定したのは、2015年10月30日で、
パプアニューギニアで実施されることが発表されました。
開催方式
大会の開催形式は以下の通り設定されました。
予選大会
予選は、FIFAワールドカップ・オセアニア1次予選を兼ね、
FIFAランキングが下位4位のチーム(アメリカ領サモア、クック諸島、サモア、トンガ)が中央での一回戦総当たりリーグ戦を行いました。この形式で最も良い成績を収めたチームが本大会への出場権を得ます。
グループリーグ
本大会には、予選を勝ち抜いたチームと予選免除のチーム(フィジー、ニューカレドニア、
ニュージーランド、
パプアニューギニア、ソロモン諸島、タヒチ、バヌアツ)を合わせた8チームが参加しました。これらのチームは4チームずつの2グループに分かれ、いずれも1回戦総当たり方式で対戦し、上位の2チームが決勝トーナメントに進出します。また、グループリーグの上位3チームはオセアニア3次予選への進出権を得ることができるのです。
決勝トーナメント
決勝トーナメントは各グループ上位2チームによって競われ、勝利したチームには
FIFAコンフェデレーションズカップ2017の出場権が付与されます。当初の予定からは方式が修正され、全ラウンドでワールドカップ・オセアニア予選としての役割は減少しました。
参加国
大会には、OFCに加盟している11の国と地域が参加することができます。参加国の中から、最も強いチームを見極める大会となります。
競技日程
競技日程は、2015年7月30日に
ニュージーランド・オークランドでのOFC本部において決定されました。試合が行われる時間はトンガ時間(
UTC+13)で表記されます。
本大会の試合
本大会の試合はすべて
パプアニューギニアの
ポートモレスビーで開催され、試合開始時刻は
パプアニューギニア時間(
UTC+10)となります。グループリーグの組み合わせ抽選は2015年6月25日に行われ、グループ上位のチームはさらに進出する権利を得る仕組みです。
表彰
大会の表彰についても、各カテゴリーで優れた成績を収めたチームに与えられます。優勝、準優勝の国々には特別なトロフィーやメダルが授与され、オセアニアのサッカー界における名誉が与えられます
このように、2016
OFCネイションズカップはオセアニアサッカーにとって重要な歴史的イベントであり、未来のワールドカップへの布石ともなった大会でした。