UTC+13

UTC+13とは、協定世界時（UTC）より13時間進んだ標準時を指します。この時間帯は、UTC-11と時刻は同じですが、日付が1日進んでいる点が特徴です。主に太平洋地域や南極の一部で採用されています。

該当地域

UTC+13を標準時として使用している主な地域は以下の通りです。

キリバス: フェニックス諸島時間として通年で採用されています。
トケラウ: ニュージーランド領であり、通年で使用されています。
トンガ: 通年で使用されています。
サモア: 通年で使用されています。

また、南半球の夏季には、以下の地域で夏時間としてUTC+13が使用されます。

ニュージーランド: 夏時間として使用されます。
フィジー: 夏時間として使用されます。
南極: 南極点のアムンゼン・スコット基地およびマクマード基地など、一部の地域で補給地であるニュージーランドの夏時間が採用されています。

歴史

UTC+13の導入には、いくつかの興味深い歴史的な背景があります。

キリバス: 1995年に、キリバスは東部の時間帯を大幅に変更し、それまでUTC-11とUTC-10だったものを、それぞれUTC+13とUTC+14に変更しました。これにより、国土が国際日付変更線によって東西に分断され、ほぼ1日の時差が生じていた状況が解消されました。また、世界で最も早く日付が変わることで知られるカロリン島（ミレニアム島）も、この時に変更されています。
トンガ: トンガは長年にわたりUTC+13を使用していましたが、1999年から2002年までの南半球の夏季には、夏時間としてUTC+14を採用していました。
ロシア: かつては、ロシアのカムチャツカ夏時間でもUTC+13が用いられていましたが、2010年3月にマガダン夏時間に統合されました。
サモアとトケラウ: 2011年12月29日に、サモアは標準時をUTC-11からUTC+13に、夏時間をUTC-10からUTC+14に変更しました。同日、トケラウも同様にUTC+13へ変更しましたが、夏時間は導入していません。

関連事項

UTC+13に関連する時間帯や地域について、以下のような項目も参照してください。

キリバス時間 （仮リンク）
サモア時間 （仮リンク）
トンガ時間 （仮リンク）
ニュージーランド時間（仮リンク）
フィジー時間（仮リンク）
南極大陸の標準時（仮リンク）

外部リンク

UTC+13の都市 （仮リンク）


この情報が、UTC+13についての理解を深める一助となれば幸いです。

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