OG・アヌノビー

OG・アヌノビー：新時代のNBAプレーヤー

オグアグア・アヌノビー・ジュニア（通称：OG・アヌノビー）は、1997年7月17日、イギリスのロンドンで生まれました。現在はNBAのニューヨーク・ニックスに所属し、スモールフォワードとシューティングガードのポジションを担っています。

高校・大学時代

アメリカ合衆国ミズーリ州のジェファーソンシティ・ハイスクールで才能を開花させました。高校4年生時には平均19.1得点、8.6リバウンドを記録し、ミズーリ州の「ミスター・バスケットボール」の最終候補に選ばれるほどの実力者でした。その後、インディアナ大学に進学し、大学でのフレッシュマンシーズンには平均4.9得点を記録しました。

NBAキャリア

トロント・ラプターズ時代

2017年のNBAドラフトで、トロント・ラプターズから1巡目全体23位で指名を受け、プロのキャリアをスタートさせました。ラプターズでは着実に成長を遂げ、2019年にはチームの一員としてNBAチャンピオンに輝きました。これは、彼自身にとっても初のNBAチャンピオン獲得であり、イギリス人選手としては初の快挙となりました。

2020年3月1日のデンバー・ナゲッツ戦では、キャリアハイとなる7スティールを含む32得点を記録。同年9月3日のボストン・セルティックスとのプレーオフでは、ブザービーターとなる3ポイントシュートを決め、チームを勝利に導きました。

2021年にはラプターズと4年総額7,200万ドルの契約延長に合意。同年1月24日のインディアナ・ペイサーズ戦ではシーズンハイとなる30得点を記録しました。2022年には右指の骨折という怪我に見舞われましたが、同年11月16日のマイアミ・ヒート戦でシーズンハイとなる32得点を記録し、完全復活をアピールしました。2022-23シーズンには、シーズン平均1.9スティールを記録し、自身初となるスティール王を獲得。NBAオールディフェンシブセカンドチームにも選出され、リーグを代表するディフェンダーとしての地位を確立しました。

ニューヨーク・ニックス時代

2023年12月30日、トレードでニューヨーク・ニックスへ移籍。2024年1月1日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でニックスデビューを果たし、17得点を記録しました。同年2月には右肘の手術を受けましたが、7月にはニックスと5年総額2億1,000万ドルの再契約に合意。11月25日のデンバー・ナゲッツ戦ではキャリアハイとなる40得点を記録し、ニックスでの存在感を示しています。

プレースタイルと人物

OG・アヌノビーは、優れた身体能力と高いバスケットボールIQを兼ね備えた選手です。特にディフェンス能力に優れており、相手のエースを止める役割を担うこともあります。また、3ポイントシュートの精度も高く、オフェンス面でもチームに貢献できます。

イングランドのロンドンで生まれ、ミズーリ州で育ちました。父親は大学教授であり、教育熱心な家庭で育ったことが、彼の知的なプレースタイルに影響を与えているのかもしれません。

OG・アヌノビーは、NBAの将来を担う有望な選手の一人として、今後の活躍が期待されています。

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