OLDCODEX

OLDCODEX（オルドコデックス）

OLDCODEXは、日本の音楽ユニットとして知られています。このグループは、特に声優から転身したアーティスト、鈴木達央を中心に活動を開始しました。ユニット名は、「OLD」が「古い」という意味、そして「CODEX」が「聖書などの写本」を指す造語で、音楽のルーツである西洋文化を取り入れながらも、独自のスタイルを確立したいとの意図が込められています。

概要

OLDCODEXは2009年に結成され、初期のメンバーには鈴木達央（Ta_2）、R・O・N、YoHsKE（山本陽介）、そしてsae（三枝和人）が含まれていました。バンドの初期活動では、R・O・Nが楽曲提供をし、YoHsKEがバンド「ROSARYHILL」に所属しつつサポートをしていました。後に、Ta_2と別のメンバーYORKE.との二人組としても活動を行い、ボーカルとペインターというユニークな組合せを実現しました。

OLDCODEXの音楽活動が進む中で、Ta_2は作曲にも挑戦し、YORKE.が作詞を手掛ける体制が築かれました。また、Ryo Yamagataや中村泰造、SCHONなどのメンバーがサポートとして加わりました。

来歴

2009年10月21日、OLDCODEXは初のミニアルバム『OLDCODEX』でデビューを果たします。2010年にはYoHsKEとsaeが脱退し、以降はTa_2とR・O・Nの2人で活動していくと発表されました。11月には、ペインターのYORKE.が正式メンバーとして加入します。

彼らの音楽が世に出るきっかけとなったのは、アニメ『黒子のバスケ』のエンディングテーマ「カタルリズム」です。この曲はYORKE.が作詞を担当し、さらなる人気を集めました。2012年にはR・O・Nが脱退、以降の作品ではTa_2が積極的に作曲を行うようになります。2014年には初のZeppツアーを開催し、続いて3rdアルバム『A Silent, within The Roar』をリリース。初動でオリコンデイリー2位を獲得するなど、記録を打ち立てました。

その後、OLDCODEXは日本武道館での公演を成功させ、海外でのライブも実施するなど、国際的にも活動を広げていきました。しかし、2021年には鈴木達央が不倫報道を受けて体調不良を表明し、その後の活動が休止されることになります。そして、2021年12月27日に公式サイトにて解散が発表されました。

解散の経緯

解散の発表後、2022年には公式ファンクラブの閉鎖、さらにはOLDCODEXの最後となる楽曲『This fading blue』をリリースしました。この曲は、彼らにとって活動の集大成とも言える作品です。最終的に、2022年5月31日をもって解散となり、公式サイトとSNSも運用を終了しました。

メンバーと音楽スタイル

解散前のメンバーは、ボーカルのTa_2とペインターのYORKE.でした。過去にはR・O・NやYoHsKE、saeも在籍しており、それぞれがユニークなアプローチで音楽に貢献してきました。OLDCODEXの音楽は、ロックやポップ要素を融合させたスタイルで、多くのアニメタイアップ曲も手掛けており、ファンからの人気を博しました。

OLDCODEXはその独自の音楽性と、キャッチーなメロディが魅力のユニットとして、音楽界に一時代を築きました。また、多くのイベントやフェスにも参加し、ライブパフォーマンスでもその存在感を印象付けました。

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