OLIVE (SKY-HIのアルバム)

SKY-HIの3rdオリジナルアルバム『OLIVE』

アルバム概要

『OLIVE』は、2017年1月18日にavex traxからリリースされたSKY-HIの3枚目のオリジナルアルバムです。前作『カタルシス』から約一年のブランクを経て発表され、CD単体、DVD付き版（ライブ映像）、及びMV付き版の3形態で提供されました。
このアルバムには、「生きる」「再生」をテーマにした楽曲が収められています。キャッチコピーは、「何度でも生きるんだ。今、その涙を愛そう」となっており、感情の奥深さが込められています。

内容の紹介

本作では、SKY-HI自身が作詞・作曲を手がけており、前作からのシングル曲も全て収録されているのが特徴です。制作においては、取材やインタビューを通じ、SKY-HIは自己の経験から得たテーマを反映しました。特に喉の手術後に感じた生への執着心が、アルバムのコアとなるメッセージに強く影響しています。
「何度でも生きられる」という考え方がコンセプトになっており、その気持ちを「ナナイロホリデー」という楽曲を制作する中で再確認しました。

アルバムタイトルの『OLIVE』は、当初は「何度でも生きる」という意味を込めた名称が候補に挙がっていました。その後、ギリシャ神話の女神であるアテナを想起させる「OLIVE」という言葉が浮かび、深い意味を有するこのタイトルが正式に決定しました。この『OLIVE』の「O」と「I」を反転させると「I LOVE」になり、タイトルが示す通り、愛に溢れる作品を目指したとSKY-HIは語っています。

収録曲について

アルバムには、さまざまなスタイルの楽曲が収められています。たとえば、「リインカネーション」や「アドベンチャー」などは、作品のテーマを直接的に反映させた力強い曲です。「アドベンチャー」では、「ネガティブから目を背けず、受け止めて前に進むことが真の強さ」というメッセージが込められています。
また、ストーリーテリング的な要素を持つ「十七歳」、ボーカル寄りの歌唱が新鮮な「明日晴れたら」など、多彩な楽曲群が特徴の一つです。

特に、「創始創愛」という楽曲はアルバム制作の最終段階で生まれたもので、ギリギリのタイミングで完成し、SKY-HIの苦悩と努力の象徴ともいえる作品です。

ライブとツアー

『OLIVE』のリリース後、SKY-HIは全国ツアー『SKY-HI HALL TOUR 2017～WELIVE～』を実施し、全国13エリアで15公演を行いました。このツアーは、SKY-HIにとって新たな挑戦であり、観客との強い繋がりを生む場となりました。また、日本武道館公演は特に注目され、映像化されています。

成績と影響

アルバムはオリコンデイリーチャートで5位を記録し、その後もトップ10内にランクイン。『カタルシス』に続き、成功を収めました。SKY-HIは、前作よりもクオリティを高めることに苦労したものの、振り返ってみると『OLIVE』は一層充実した内容になったと述べています。

本アルバムを通じて、SKY-HIが発信する「生きることの大切さ」が全国に広がり、多くのファンに感動を与え続けています。

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