ORAGAYO 〜in the 7th heaven〜

アルバム『ORAGAYO 〜in the 7th heaven〜』の紹介

1990年11月10日、CBS/SONYからリリースされた爆風スランプのオリジナルアルバム『ORAGAYO 〜in the 7th heaven〜』は、バンドの活動の中でも特に印象深い作品です。アルバムタイトルの「ORAGAYO」は、俳人・小林一茶の詩『おらが春』と日本の国歌『君が代』を融合させた造語であり、独自の世界観を感じさせます。

このアルバムには、多彩な楽曲が収められており、全曲が爆風スランプによって編曲されています。作詞は主にサンプラザ中野が担当しており、バンドの個性が色濃く反映されています。

収録曲の詳細

• - 幸福追求の権利：パッパラー河合が作曲したリズミカルなナンバーで、自由や幸福を求める心情が描かれています。
• - おれはイナズマ：これもパッパラー河合による快活な楽曲で、力強いメッセージが特徴です。これは「組曲『天下御免の回り物』」のc/w曲でもあります。
• - 海月（クラゲ）：この曲もパッパラー河合が作曲した曲で、クラゲのように浮遊感のあるメロディが聴く者を魅了します。
• - 星屑のアッ子ちゃん：変わらぬメロディとリズムが心地よい一曲で、聴くたびに新たな発見があります。
• - 組曲「天下御免の回り物」：この組曲は複数のパートに分かれており、「第一章カネ（マネーに捧ぐ）」と「第二章明日は晴れるだろう」が含まれています。お金や未来についてのメッセージが込められています。
• - 夢の中に〜アルプス一万尺〜：バーベQ和佐田によるアレンジで、古い民謡「アルプス一万尺」を新たに解釈した楽曲です。
• - 手紙や京都マイ・ラブ：これらの楽曲は、感情豊かな歌詞とメロディが印象的で、特にバーベQ和佐田が作曲した「京都マイ・ラブ」は彼自身がヴォーカルを務めています。
• - 東の島にコブタがいた（TEKE TEKE SONG）や青春のウラカタ君：これらの楽曲もファンキー末吉やパッパラー河合が作曲し、サウンドの多様性が感じられます。
• - YO★A☽KE（Instrumental）：バーベQ和佐田によるインストゥルメンタル曲で、アルバムにアクセントを与えています。
• - ORAGAYO～愛のテーマ～：愛をテーマにしたこの曲は、ファンキー末吉が作曲し、心に残ります。
• - The 7th Heaven：この楽曲は中野と河合が南アフリカでの政治デモのライブでの模様を収録しています。
• - おおBEIJING：ファンキー末吉によるこの曲も、アルバムの集大成として華を添えています。

『ORAGAYO 〜in the 7th heaven〜』は、爆風スランプの多彩な音楽スタイルとメッセージが詰まった作品であり、リスナーに深い感動を与えること間違いありません。アルバムはメロディとともに、聴く人々の心に響く歌詞が特徴であり、今なお多くのファンに愛されています。

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