OSM財団

OSM財団（OpenStreetMap Foundation、OSMF）は、2006年8月22日にイングランドとウェールズで登記された非公開の有限責任保証会社です。

この財団は、自由に再利用可能な地理空間データの開発を支援することを目的としています。具体的には、世界中の人々が自由に地図データを作成・利用できるプロジェクト、OpenStreetMap（OSM）の運営に深く関わっています。ただし、定款ではOSM以外のプロジェクトへの支援を禁じているわけではありません。

OSMFは会員組織であり、総会では全会員が議決権を持ちます。この会員組織は、OpenStreetMap自体ではなく、OSMFの運営に関与します。会員になるには年間15ポンドの会費が必要で、2012年11月時点では468人の会員がいました。

OSMFの運営資金は、会員費と大口の寄付によって賄われています。例えば、2011年にはマップクエスト社から5万ドルの寄付があり、2012年にはESRI社から非公開の金額の寄付がありました。

組織の運営は、会長、幹事、会計などの役員を含む7名の理事によって行われています。

OSMFは、オープンで自由な地理空間データの普及を推進し、OpenStreetMapコミュニティの成長を支える重要な役割を果たしています。


関連情報

オープンナレッジ財団: オープンデータの普及を推進する非営利団体。
クリエイティブ・コモンズ: 著作権に関する柔軟なライセンスを提供する組織。
国土地理院: 日本の地理情報を担当する政府機関。

外部リンク

OpenStreetMap
* OpenStreetMap Foundation

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