Oh!透明人間

Oh!透明人間

『Oh!透明人間』は、中西やすひろによる日本の漫画作品で、1982年から1987年にかけて『月刊少年マガジン』で連載されました。毎回、女性キャラクターのヌードシーンがふんだんに登場するお色気コメディとして人気を博しました。

概要

単行本は全11巻で、連載終了から10年後には続編『Oh!透明人間2001』が発表されました。その後、『Oh!透明人間21』としてスーパージャンプなどで連載され、ジャンプコミックスデラックスから全8巻が刊行されました。

さらに、週刊実話で『新Oh!透明人間』が連載されたり、少年画報社から廉価版コミックスが刊行されたりと、様々な形で展開されています。

2010年には同名の実写版オリジナルビデオ作品が制作され、ミニシアターでイベント上映されました。また、コンビニコミックも刊行され、少年画報社と集英社からそれぞれ『Oh!透明人間』と『Oh!透明人間21』が発売されました。2014年には実写版第2弾も制作され、イベント上映が行われました。

2015年には、月刊少年マガジンの創刊40周年記念企画として、『いけない!ルナ先生』とのコラボ読切が掲載されました。

あらすじ

主人公の荒方透瑠は、ごく普通の高校1年生。下宿先の萩谷家は、自分以外は全員女性というハーレム状態。ある日、嫌いなイクラを食べたことで透明人間になる能力を得てしまいます。透明人間になった透瑠は、従姉妹の良江をはじめとする様々な女性たちを巻き込み、エッチな珍騒動を繰り広げることになります。

登場人物

荒方透瑠（あらかた とおる）
本作の主人公。16歳の高校1年生。親類の萩谷家に居候しており、イクラを食べたことで透明人間になる力を手に入れます。女性の覗き行為に奔走しますが、毎回何らかのトラブルに巻き込まれます。性的に興奮しすぎると透明が解けてしまいます。

続編の『- 21』では、イクラの効力がなくなったものの、百貨店の敏腕バイヤーとして活躍。冷蔵庫にあった古いイクラを食べたことで再び透明人間になれるようになり、以前と同じく覗き行為に耽ります。後の『新-』では良江と結婚し、一児の父となります。
萩谷良江（はぎや よしえ） / 荒方良江
萩谷家の次女で、透瑠の従姉妹で幼馴染。『新-』では透瑠と結婚し、中学校の英語教師をしています。
萩谷愛子（はぎや あいこ）
萩谷家の長女で、透留の義姉。『新-』ではデザイナーをしています。
萩谷ルミ（はぎや るみ）
萩谷家の三女で、透留の義妹。『新-』では看護師として働いています。

実写版

2010年に原作と同じタイトルのオリジナルビデオが制作されました。VFXを駆使して透瑠が透明人間に変化するシーンなどが描かれています。

2014年には第2作『Oh!透明人間 インビジブルガール登場!?』が製作されました。透瑠は中年サラリーマンとなり、娘も透明人間になるというオリジナル設定となっています。

実写版第1作スタッフ

主題歌
『Oh!透明人間』
作詞：中西やすひろ / 作曲・編曲・歌：まついえつこ

実写版第2作スタッフ

監督：右田昌万
製作：樋上幸久
企画：長谷川哲也（インターフィルム）
企画協力：大野正拓（少年画報社）
プロデューサー：井戸剛
原作：中西やすひろ
脚本：右田昌万
音楽：吉本匡孝
製作：インターフィルム
オープニング主題歌
『透明な奇跡』
歌：サンジュナ 作詞：サンジュナ 作曲：honecky
エンディングテーマ
『エンドロールは虹色のバラッド』
歌：サンジュナ 作詞作曲：サンジュナ　アコースティック：neo

関連情報

透明人間
イケてる2人 - 2009年に少年画報社出資のもと実写映画（オリジナルビデオ）化。

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