Once upon a time in 横浜 〜B'z LIVE GYM'99 "Brotherhood"〜

『once upon a time in 横浜 〜B'z LIVE GYM'99 "Brotherhood"〜』は、B'zが2000年8月2日に発表した6作目の映像作品です。VHSとDVDでリリースされ、特にDVDはシングル「ultra soul」の発売に合わせて他の3作品と共に同時発売されました。

この作品は、1999年に開催されたライブツアー『B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood"』の、8月28日と29日に行われた横浜国際総合競技場（現在の日産スタジアム）での公演を収録しています。当初はファン投票による「ベストライブビデオ」として企画されていましたが、前作『The true meaning of "Brotherhood"?』に同封されたアンケートで、「Brotherhoodツアー」を再び見たいという声が圧倒的に多かったため、この横浜公演のライブビデオとしてリリースされることになりました。

また、アンケートで「もう一度見たい楽曲」の1位に選ばれた「スイマーよ!!」がボーナストラックとして収録されているのも特徴です。この作品は、B'zのアルバムツアーが映像化された初の例であり、ドキュメントシーンなどは含まれず、ライブ映像主体で構成されています。ただし、松本孝弘のソロ曲「THE CHANGING」は未収録で、MCもほとんどカットされています。

さらに、楽曲「Brotherhood」のライブ映像は、エンドロールでセピア映像として加工され、収録されています。当初予定されていた「ベストライブビデオ」の企画は、後に2008年の『B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜』で実現しました。

収録されているライブ映像では、メンバーの松本孝弘（ギター、プロデュース）と稲葉浩志（ボーカル）に加え、サポートメンバーとして、キーボードの増田隆宣、ドラムの黒瀬蛙一、ベースの満園庄太郎が参加しています。特典映像には、1998年のライブツアー『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』から、キーボードの大島康祐、ドラムの黒瀬蛙一、ベースの徳永暁人が参加した「スイマーよ!!」の映像が収録されています。

収録曲は以下の通りです。

ギリギリchop
曲の開始前に、B'zの二人に扮した少年モデルが登場する演出があります。
F・E・A・R
Liar! Liar!
お馴染みの「B'zのLIVE-GYMにようこそ！」というアナウンスで始まりますが、イントロのシンセサイザー部分はカットされています。
HOME
このツアーで初めてライブ演奏されました。
TIME
Easy Come, Easy Go!
稲葉浩志がアコースティックギターを弾きながら歌い、間奏ではサブステージに移動して観客とのコールアンドレスポンスを行います。
ながい愛
銀の翼で翔べ
SKIN
増田隆宣のオルガンソロからイントロにつながります。
SHINE
スタジアム公演では横浜公演限定で演奏されました。ライブではこの後、松本のMCと「THE CHANGING」が演奏されていました。
遠くまで (DVD版のみ収録)
稲葉浩志のソロ楽曲で、センターステージでストリングスカルテットと共に披露されました。
GO FURTHER (DVD版のみ収録)
松本孝弘のソロ楽曲で、ノーカットで収録されています。
Calling
FREEWAY JAM
ジェフ・ベックのカバーで、演奏中にメンバー紹介が行われました。
Real Thing Shakes
アウトロで、二人が立っている場所の床がせり上がり、下から火花が噴き出す演出がありました。
LOVE PHANTOM
さまよえる蒼い弾丸
ZERO
間奏のラップ部分で白い服を着たエキストラが登場し、体にラップの歌詞が表示される演出がありました。
ONE
ここからアンコールです。
RUN
BAD COMMUNICATION
フルバージョンでの映像化は本作が初です。
Brotherhood
モノクロに加工され、スタッフロールが流れます。実際のライブでは「ZERO」の後に演奏されていました。
スイマーよ!! ～from B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"～ (ボーナストラック)
前回のアンケートで1位に選ばれ、収録されました。

この作品は、B'zのライブパフォーマンスを堪能できる貴重な映像作品であり、ファンにとっては必見のアイテムと言えるでしょう。

もう一度検索