Orient

『Orient』（オリエント）は、2010年8月4日にリリースされた元ちとせさんのカバーアルバムです。同日には、洋楽カバーアルバム『Occident』も発売され、2枚で対となるコンセプトを持っています。

アルバムタイトルの「Orient」は「日出ずる国（東洋）」を意味し、日本の名曲を元ちとせさんならではの解釈で表現した作品となっています。初回限定盤にはボーナストラックが2曲追加されており、そのうちの1曲「幻燈記」は、このアルバムのために書き下ろされたオリジナル楽曲です。

収録曲は、山崎まさよしさんの「やわらかな月」やスキマスイッチの「雫」、はっぴいえんどの「コリアンドル」といった楽曲のカバーに加え、「遠くへ行きたい」「名前のない鳥」「百合コレクション」「ハレルヤ」「熱き心に」「夜に詠めるうた」「冬景色」「なごり雪」など、幅広い世代に愛される名曲が並びます。

初回限定盤に収録されたボーナストラックには、映画『キャタピラー』の主題歌である「死んだ女の子」と、NHKドラマ『幻の甲子園』の主題歌「幻燈記」が収録されています。

アルバムには、錚々たるミュージシャンが参加しています。田代耕一郎さんがブズーキやチャランゴ、12弦アコースティックギターを、朝川朋之さんと田口裕子さんがハープを、金原千恵子ストリングスがストリングスを、庄司さとしさんがコーラングレを担当しています。

また、あらきゆうこさんがドラムスを、沖山優司さんがベースを、ライオン・メリィさんがアコーディオン、シンセサイザー、プログラミング、ピアノ、ハープシコードを担当。高橋結子さんがパーカッションを、阿部美緒さんがヴァイオリンを演奏しています。

間宮工さんは、アコースティックギター、ブズーキ、エレクトリックギター、バンジョー、アコースティックピアノ、プログラミング、ガットギターを担当。杉野寿之さんがドラムスとクラップを、石川具幸さんがベース、コーラス、クラップを、奥村大さんがエレクトリックギター、アコースティックギター、パーカッション、コーラス、クラップを演奏しています。

さらに、川村結花さんがアコースティックピアノとハモンドオルガンを、増井朗人さんがトロンボーンを、平田直樹さんがトランペットを、コバヤシケンさんがテナーサックスとバリトンサックスを、佐久間順平さんがヴァイオリンを、森川欣信さんがウクレレとクラップを演奏しています。

山崎まさよしさんがアコースティックギターで、長山雄治さんがウッドベースで、藤井珠緒さんがパーカッションで参加。常田真太郎（スキマスイッチ）さんがすべての楽器を演奏した楽曲もあります。山木秀夫さんがドラムスを、美久月千晴さんがベースを、石成正人さんがギターを、弦一徹ストリングスがストリングスを、羽毛田丈史さんがその他の楽器を担当しています。

橋本歩さんがチェロを、秦基博さんがコーラスを、松浦晃久さんがアコースティックギターとピアノを演奏。坂本龍一さんがアコースティックピアノ、キーボード、プログラミングを担当し、Daniel Bernand Roumain & The Mission String Ensembleがストリングスを、Samir Chatterjeeがタブラを、Carlos Nunezがティンホイッスルを演奏。松原秀樹さんがベースを担当しています。

『Orient』は、元ちとせさんの歌唱力と、豪華ミュージシャンたちの演奏が融合した、聴きごたえのあるカバーアルバムです。

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