P-04D

docomo NEXT series P-04Dの概要

docomo NEXT series P-04D（ドコモ ネクストシリーズ ピー ゼロヨンディー）は、NTTドコモの第三世代携帯電話として、パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発した端末です。こちらは同シリーズ初のモデルであり、厚さ約7.8mmというコンパクトなデザインながら、IPX5/IPX7に準じた防水性能を持っています。

特徴とセキュリティ機能

P-04Dは、セキュリティ機能を強化しており、「パーソナルプロテクト」と呼ばれるメモリ内の専用領域を設け、特定のファイルを安全に保存できるようになっています。これにより、画像やオフィス文書をしっかりと保護が可能です。また、Eメールについても、アカウントごとにプロテクトに設定することができるため、プライバシーをしっかり守りたいユーザーにとって便利な機能と言えるでしょう。ただし、spモードメールはこのプロテクト対象外となっています。

この端末は、パナソニック製のノートパソコンであるLet's noteとの連携も可能です。これにより、ユーザーはデータの移動や管理を効率的に行うことができます。ただし、ワンセグ機能や赤外線通信、Xiのサポートは搭載されておらず、内蔵ストレージは16GBです。また、microSDカードを利用する際は、同梱されるリーダーライターが必要となっていて、直接本体に挿入することはできません。バッテリーは取り外し不可で、交換が必要な場合は有償となり、費用は3,150円です。

Android 4.0へのアップデートと機能追加

2013年4月16日には、Android 4.0へのアップデートが開始されました。このアップデートでは、いくつかの新機能や改善が施されています。

• - アプリの無効化機能の追加
• - ワンタッチメモ機能の導入
• - ステータスバーの機能強化
• - 44種類のダウンロード辞書が利用可能に
• - 手書き入力から英字キーボードへのクイックアクセスが可能に
• - 災害や避難情報の受信に対応
• - 「iコンシェル」や「Movie Studio」、「Playブックス」といった新しいアプリの追加

さらに、いくつかの不具合も修正され、ユーザー体験が向上しました。例えば、電源起動時に機内モードが意図せずに設定されることがある問題や、ホーム画面に配置されたマチキャラが表示されない問題が修正されました。

歴史と販売情報

P-04Dは2012年2月20日にNTTドコモによって発表され、同年3月22日から予約が開始されました。そして、3月29日に販売が開始されました。2012年の12月には、Android 4.0へのアップデートが2013年以降に延期され、その後、複数回の延期を経てようやく2013年4月に実施される運びとなりました。

競合機種

この端末の派生としては、P-05Dが存在し、これはDisney Mobile on docomo向けとして発売されました。また、事実上の後継機種にはELUGA power P-07Dが存在し、ELUGAシリーズの一部として位置づけられています。さらに、SoftBank 102Pは、ソフトバンクモバイル向けの兄弟機種となっています。

まとめ

P-04Dは、パナソニックの技術とNTTドコモのサービスを融合させた、独自の特徴を持つスマートフォンです。防水性能やセキュリティ機能、Androidの機能強化など、現代のユーザーに求められるニーズに応える端末として、多くの人々に支持されました。

もう一度検索