P601es

[らくらくホン]]は、1999年に松下通信工業（現パナソニック モバイルコミュニケーションズ）が開発し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話][[端末、mova P601esのブランド名です。

この端末は、らくらくホンシリーズの最初の製品であり、パナソニックが唯一手がけたらくらくホンでもあります。型番末尾の「es」は「easy style」の略で、その名の通り、使いやすさを重視した設計がなされています。

形状はスライド式のフリップタイプで、P207にスライドフリップを付けたようなデザインです。このため、基本的な設計はP207と互換性を持っています。スライドフリップは、誤操作を防ぐと同時に、着信時には直感的に通話ボタンを押せるように工夫されています。

らくらくホンには、カメラやiモード、iアプリといった高度な機能は搭載されていません。これは、操作の簡略化と高齢者など、より多くの人々が使いやすい端末を目指したためです。着信音も、聞き取りやすく分かりやすい音色が採用されています。

また、フリップ部分には短縮ダイヤルボタンが3つ設けられており、よくかける相手に素早く電話をかけることができます。これは、操作に不慣れな人でも簡単に利用できるようにという配慮の表れです。

歴史

1999年7月16日 - 電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A99-0473JP）。
1999年8月4日 - テレコムエンジニアリングセンターによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号WAA0018）。
1999年10月27日 - 発売開始。
2012年3月31日 - movaサービス終了に伴い、利用終了。

らくらくホンは、使いやすさを追求した設計とシンプルな機能で、多くのユーザーに支持されました。しかし、第二世代携帯電話のサービス終了に伴い、その役割を終えることとなりました。

関連製品としては、後継機種である「らくらくホンII」があります。

もう一度検索