PC等 (2ちゃんねるカテゴリ)

5ちゃんねる『PC等』カテゴリ：コンピュータ関連情報の一大拠点

5ちゃんねる（旧2ちゃんねる）の『PC等』カテゴリは、携帯電話やコンピュータゲームを除く、幅広いコンピュータ関連の話題を取り扱う掲示板群です。1999年の開設以来、自作PC、Windows、Mac、Linux、プログラミングなど、多様な分野の情報を求めるユーザーが集う一大拠点となっています。

歴史：多様な板の開設と発展

『PC等』カテゴリは、当初パソコン一般、UNIX、プログラムといった基本的な板からスタートしました。その後、Mac、CG、自作PCといった専門性の高い板や、Windows、OS、ハードウェアなど、より具体的な分野を扱う板が次々と開設されていきました。

さらに、モバイル、DTM、ゲーム製作技術、データベースといった新しい技術やツールに対応した板も追加され、カテゴリ全体の範囲は着実に拡大しました。

それぞれの板は、ユーザーのニーズや技術の進歩に合わせて、名称変更や統合、さらなる専門板の分化など、変遷を繰り返しながら発展を遂げてきました。例えば、Macintoshに関する板は、初期の荒れをきっかけに旧・mac板と新・mac板に分割されるという歴史的な経緯があります。

2010年2月時点では27個もの板が存在し、多様なコンピュータ関連の議論の場を提供していました。

主要な掲示板：それぞれの特色

『PC等』カテゴリには、多くの専門性の高い板が存在しますが、その中でも特に代表的なものを以下に紹介します。

PCサロン：雑談と避難所の役割

PCやインターネットに関する雑談や、複数の板に関連する話題を扱う板です。他のPC関連板でトラブルが発生した場合、避難所としても利用されています。

Windows：マイクロソフトOSの心臓部

Windows OSに関する情報交換や質問、Windows対応ソフトに関する話題が中心です。初心者向け質問の他板への誘導など、ローカルルールも整備されています。

旧・mac板：古き良きMacへのオマージュ

MacintoshやAppleに関する話題を取り扱う板ですが、過疎化が進んでおり、少人数のユーザーが独特の雰囲気を醸し出しながら交流しています。専門的な情報交換というよりは、雑談やネタスレッドが多いのが特徴です。

新・mac板：Mac情報の中心地

旧・mac板とは対照的に、活発な情報交換が行われているMacintosh関連の板です。ハードウェア、ソフトウェア両面の情報が提供されており、新製品発表時などは特に盛り上がりを見せます。

その他の主要な板

OS板: OS全般に関する話題
デスクトップ板: デスクトップパソコンに関する話題
パソコン一般板: パソコン全般に関する話題
ノートPC板: ノートパソコンに関する話題
自作PC板: 自作パソコンに関する話題
プリンタ板: プリンター、スキャナーに関する話題
ハードウェア板: ハードウェア全般に関する話題
CD-R,DVD板: 光学メディアに関する話題
ソフトウェア板: ソフトウェア全般に関する話題
モバイル板: モバイル環境でのパソコン利用に関する話題
ビジネスsoft板: ビジネスソフトに関する話題
UNIX板: UNIXに関する技術的な話題。2ちゃんねる存続に貢献した歴史的経緯も持つ。
データベース板: データベース関連のソフトウェアや企業に関する話題
Linux板: Linuxに関する話題
プログラマー板: プログラマーによる雑談
プログラム板: プログラミング言語に関する技術的な話題
CG板: コンピュータグラフィックスに関する話題
DTM板: デスクトップミュージックに関する話題
映像制作板: 映像制作に関する話題（旧DTV板）
FLASH板: Flashムービー制作、動画に関する話題。独自の文化と歴史を持つ。
ゲーム製作技術板: ゲーム製作技術に関する話題
昔のPC板: 8ビット、16ビットパソコンなどの旧型PCに関する話題

FLASH板：独自の文化と歴史

FLASH板は、Flashムービー制作に関する話題を扱う板として、独自の文化を形成してきました。多くのFlash職人が集まり、様々なイベントやジャンル分けが生まれ、独特のコミュニティが形成されていました。しかし、動画共有サイトの台頭などにより、利用者は減少していきました。

UNIX板：技術と歴史の重み

UNIX板は、UNIXに関する技術的な議論や情報交換を目的とした板です。2ちゃんねるのサーバ移転の危機において、大きな貢献を果たした歴史を持ちます。

まとめ

5ちゃんねるの『PC等』カテゴリは、長年に渡り、多様なコンピュータ関連の話題を提供し続けてきました。それぞれの板の歴史や特徴、ユーザーコミュニティの文化を知ることで、インターネット文化の一端を垣間見ることができます。 多くの板が、技術の進化とともに発展し、あるいは衰退していった過程は、インターネット技術の歴史そのものを映し出していると言えるでしょう。

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