Creature Creatureの3枚目のアルバム『PHANTOMS』は、DEAD ENDのボーカリストMorrieのソロプロジェクトとして、
2012年10月17日にPsyche Recordsからリリースされました。本作は、Morrieが作詞・作曲を手がけた楽曲を中心に、様々な作曲家との共作によって彩られた、Creature Creatureの音楽性を深く掘り下げた作品と言えるでしょう。
アルバムは全11曲で構成されており、
シングル曲である「楽園へ」と「くるめき」を含む、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。Morrieの独特な世界観が反映された歌詞と、各作曲家の個性が融合することで、Creature Creatureならではのサウンドが生み出されています。
収録曲は以下の通りです。
1. Violent Rose (作詞・作曲: Morrie)
2. Fire Burn With Me (作詞: Morrie / 作曲: Shinobu)
3. Phallus Phaser (作詞・作曲: Morrie)
4. 楽園へ (作詞: Morrie / 作曲: Shinobu) -
シングル曲
5. Golden Game (作詞・作曲: Morrie)
6. Aurora (作詞: Morrie / 作曲:
人時)
7. Mirrors (作詞・作曲: Morrie)
8. Dead Rider (作詞・作曲: Morrie)
9. Psyche (作詞・作曲: Morrie)
10. くるめき (作詞: Morrie / 作曲: Hiro) -
シングル曲
11. Andromeda (作詞・作曲: Morrie)
「Violent Rose」や「Phallus Phaser」など、Morrieが作詞・作曲を手掛けた楽曲は、彼の内面世界を色濃く反映した、ダークで耽美的な世界観が特徴です。一方、「Fire Burn With Me」や「楽園へ」のように、Shinobuが作曲を手掛けた楽曲は、メロディアスでドラマティックな展開が印象的です。また、「Aurora」では、
人時が作曲を手掛けており、Creature Creatureの音楽性に新たな彩りを加えています。
アルバム全体を通して、Morrieのヴォーカルは、楽曲の持つ世界観を見事に表現しており、聴く者をCreature Creatureの深淵な世界へと引き込みます。各楽器の演奏も、楽曲の持つ雰囲気を最大限に引き出すように、緻密に構築されており、聴きごたえのある作品に仕上がっています。
『PHANTOMS』は、Creature Creatureの音楽性をより深く理解するための、重要な作品と言えるでしょう。MorrieのソロプロジェクトとしてのCreature Creatureの独自性と、多様な音楽家とのコラボレーションによって生まれた、唯一無二のサウンドを堪能できる一枚です。