PRIMARY (稲垣潤一のアルバム)

稲垣潤一の16枚目のオリジナルアルバム『PRIMARY』は、1996年9月21日にair RECORDSからリリースされました。このアルバムは、彼にとってレコード会社移籍後初の作品であり、新たなスタートを切るという意味合いも込められています。

アルバムには、シングルとしてリリースされた「雨の朝と風の夜に」が収録されています。この曲は、湯川れい子が作詞、松本俊明が作曲を手掛け、後藤次利が編曲を担当しました。憂いを帯びたメロディと、雨の情景が目に浮かぶような歌詞が印象的なバラードです。

アルバム全体としては、森雪之丞、湯川れい子、山田ひろし、売野雅勇といった豪華な作詞家陣、野見山正貴、坂本洋、三井誠、安部恭弘、岡本朗、谷本新といった作曲家陣が参加しており、多彩な音楽性が展開されています。編曲には、後藤次利、松本晃彦、本間昭光、井上鑑、塩入俊哉といった、日本の音楽シーンを代表するアレンジャーたちが名を連ねています。

収録曲は以下の通りです。

1. 天使さえ知らない
2. 雨の朝と風の夜に
3. ジョバンニの恋人
4. 神様のミステイク
5. Lonely Private Eyes
6. 青い罪
7. 602号室の吟遊詩人
8. 真夏の果てまで
9. 千の悲しみを超えて
10. 夏が行くよ

アルバム収録曲は、稲垣潤一自身が作曲を手掛けた楽曲も収録されており、彼の音楽家としての才能も垣間見ることができます。また、「真夏の果てまで」は、「雨の朝と風の夜に」のカップリング曲としてリリースされました。

『PRIMARY』は、稲垣潤一の新たな音楽的挑戦を感じさせる作品であり、彼の幅広い音楽性を堪能できるアルバムとして、多くのファンに愛されています。

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