PROCESS (やしきたかじんのアルバム)

やしきたかじんの14枚目のアルバム『PROCESS』は、1997年9月10日にリリースされました。

内容

前作から1年5ヶ月ぶりとなるこのアルバムでは、全曲で渡辺直樹がベースを担当しています。しかし、本作以降、たかじん自身が歌手活動への意欲を低下させたため、オリジナル・アルバムの発売は途絶えることとなりました。アルバムの10曲目に収録されている「Process for Love」は、アルバムのタイトル曲となっています。

収録曲について

アルバム収録曲は、及川眠子が全曲の作詞を手掛けています（一部例外あり）。

1. 惚れた弱み
作曲: 川上明彦、編曲: 芳野藤丸
2. 笑うしかないさ
作曲: 坂本洋、編曲: 芳野藤丸
3. 愛と打算とプライドと
作曲: 坂本洋、編曲: 芳野藤丸
4. 最後のネクタイ
作詞: 伊藤薫、作曲: 川上明彦、編曲: 若草恵
5. 待ってあげて
作曲: 来生たかお、編曲: 森俊之
「惚れた弱み」のカップリング曲
6. アバウト
作曲: 坂本洋、編曲: 芳野藤丸
7. 最後だけ私のために
作曲: 山口美央子、編曲: 森俊之
8. おまえの男なんだ
作曲: 坂本洋、編曲: 芳野藤丸
9. 黄昏のベンチ
作詞: 伊藤薫、作曲: 坂本洋、編曲: 芳野藤丸
10. Process for Love
* 作曲: 坂本洋、編曲: 若草恵

楽曲の特徴

全体的に、恋愛や人生における感情の機微を繊細に描いた楽曲が多く収録されています。たかじんの情感豊かな歌声と、各楽曲のドラマティックなメロディが組み合わさり、聴く人の心に深く響く作品となっています。

関連事項

WANDSのアルバム『PIECE OF MY SOUL』も、このアルバムと同様に、全曲で渡辺直樹がベースを担当しています。

『PROCESS』は、やしきたかじんの歌手としての円熟期を代表する作品であると同時に、彼のオリジナル・アルバムとしては最後の作品となっており、ファンにとっては特別な意味を持つアルバムと言えるでしょう。

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