PayPay証券

PayPay証券株式会社について

PayPay証券株式会社は、東京都千代田区に本社を置く、ソフトバンクグループ傘下の証券会社です。2016年6月1日にネット証券事業に参入し、約10年ぶりの新規参入として注目を集めました。従来の証券取引のイメージを覆し、スマートフォンに特化した取引サービスを提供することで、多くの投資家にとって身近な存在となっています。

概要

PayPay証券は、「日本初のスマートフォン特化型ネット証券」を標榜しており、専用のスマホアプリを通じて、非常に簡単な操作で株式の売買が可能です。「3タップで株式売買できる」という手軽さが最大の特徴で、投資初心者でも気軽に利用できるよう工夫されています。

特に、米国株式の取引においては、30銘柄の著名な株式を千円単位で、24時間365日いつでも取引できる点が画期的です。また、通常は取引単位に満たない「端株」も購入できるため、少額から投資を始めたいユーザーにとって非常に魅力的です。取扱銘柄は、当初米国株30銘柄からスタートし、その後国内ETF、日本株、米国ETFへと拡充されました。

沿革

PayPay証券の歴史は、2013年10月31日に株式会社マイバンカーとして設立されたことに始まります。創業者は林和人氏です。

2014年8月4日：無料家計簿アプリ「マイバンカー」の提供を開始。
2015年1月15日：株式会社One Tap BUYに商号を変更。
2015年12月17日：第一種金融商品取引業の登録を完了。
2016年1月12日：日本証券業協会に加入。
2016年3月28日：社員向けに米国株取引サービスを限定公開。
2016年4月25日：スマホアプリ「One Tap BUY」のモニターテストを開始。
2016年6月1日：スマホアプリ「One Tap BUY」を正式に提供開始し、ネット証券事業に参入。
2016年7月25日：ソフトバンクからの10億円の資金調達を受け、ソフトバンクの持分法適用会社となる。
2016年10月4日：みずほ銀行の「アドバンストデビット」機能と連携し、「銀行においたまま買付」サービスを開始。
2017年2月13日：「まるごと日本株」で日本株ETF3銘柄の取り扱いを開始。
2017年2月14日：第三者割当増資により、みずほ証券、ソフトバンクなどから15億円を調達。
2017年7月24日：日本株30銘柄の取り扱いを開始。
2017年11月15日：2017年10月31日の調達とあわせ、第三者割当増資で、みずほ証券、ソフトバンク、モバイル・インターネットキャピタル、ヤフーから25億円を調達。
2017年12月6日：「まるごと米国株」で米国株ETF3銘柄の取り扱いを開始。
2019年7月26日：創業者の林和人氏が社長を退任し、内山昌秋氏が社長に就任。
2021年2月1日：PayPay証券株式会社に商号を変更。
2023年4月10日：増資によりPayPay株式会社が筆頭株主となる。

関連情報

PayPay証券は、フィンテック分野におけるベンチャー企業として注目されており、親会社であるPayPayとの連携も強化されています。

関連項目

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外部リンク

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