PlayStation 2のゲームタイトル一覧 (2006年)

プレイステーション2（PS2）2006年のゲーム市場

2006年は、PlayStation 2 (PS2)にとって、次世代機への移行期にあたる年でした。PlayStation 3やWiiといった新型ゲーム機の発売が相次ぎ、携帯ゲーム機であるニンテンドーDSやPlayStation Portable (PSP) の人気も高まる中で、PS2市場は縮小傾向にありました。しかし、そんな状況下でも、PS2ならではの魅力的なゲームが数多く発売され、市場を盛り上げました。

2006年の市場を牽引したタイトル

メディアクリエイトの『2007テレビゲーム産業白書』によると、2006年のPS2市場は、『ファイナルファンタジーXII』（FFXII）と『ワールドサッカー ウイニングイレブン10』（ウイイレ10）という2つの大ヒット作によって牽引されました。

ファイナルファンタジーXII (FFXII)
ダブルミリオンを達成したFFXIIは、PS2市場におけるRPG人気を象徴する作品です。その完成度の高さから、「日本ゲーム大賞2006」の大賞を受賞しました。また、北米版も発売され、初回出荷本数が150万本を突破するなど、世界的な人気を博しました。
ワールドサッカー ウイニングイレブン10 (ウイイレ10)
ミリオンを達成したウイイレ10は、スポーツゲームの人気を牽引しました。ソフトの売り上げに占める割合が2005年の11.28%から15.97%に上昇するなど、その人気ぶりを示しました。

多様なジャンルの人気作

RPGとアクションゲームは、PS2で発売されたソフトの売上の過半数を占める2大ジャンルでした。

モンスターハンター2
カプコンの『モンスターハンター2』は、2006年2月16日に発売され、わずか2日で50万本を突破するほどの人気を集めました。
大神
カプコンから発売されたアクションアドベンチャーゲーム『大神』は、第10回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞および2007年度日本ゲーム大賞優秀賞を受賞しました。開発元のクローバースタジオは後に解散しましたが、『Hi-Fi RUSH』など後世の作品に影響を与えました。
ペルソナ3
アトラスのRPG『ペルソナ3』は、従来のシリーズから路線変更し、ポップでスタイリッシュなデザインと日常を楽しむ要素を取り入れたことで、ファン層を拡大しました。その後、『ペルソナ3 フェス』などの関連作品が展開され、アニメ映画や舞台化もされました。
緋色の欠片
乙女ゲームの分野では、アイデアファクトリーの『緋色の欠片』が和風の世界観と甘い恋愛要素で女性に人気を集め、シリーズ化や映像化もされました。
* みんなのテニス
『みんなのGOLF』のスタッフを中心に開発されたテニスゲーム『みんなのテニス』も、2006年内に50万本を突破しました。

まとめ

2006年はPS2にとって世代交代の年となりましたが、数々の魅力的なゲームが発売され、PS2の歴史に新たな足跡を刻みました。「FFXII」や「ウイイレ10」のような大ヒット作から、「大神」や「ペルソナ3」のような独創的な作品まで、多様なジャンルのゲームがPS2市場を彩りました。これらの作品は、PS2というプラットフォームの可能性を改めて示し、ゲームファンに忘れられない思い出を届けました。

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