PlayStation 4のゲームタイトル一覧 (2014年-2015年)

PlayStation 4|PlayStation_4 ゲームタイトル一覧 (2014年-2015年)

PlayStation 4|PlayStation_4（PS4）は、2013年11月に北米で先行発売され、日本においては2014年2月22日に発売されました。この記事では、PS4用ソフトのうち、日本で2014年から2015年までにパッケージタイトルとして販売、またはPlayStation Storeを通じてダウンロード販売された作品を、発売順に紹介します。

発売ソフトの形態・変遷

2014年

PS4の日本での発売時には、12本のローンチタイトルがパッケージ版とダウンロード版で同時発売されました。中でも、『KNACK』はPS4独占タイトルであり、本体同梱版も発売されたことから、40万本を超える売り上げを記録しました。また、サードパーティからは『龍が如く 維新!』が発売され、2014年だけで129,307本を売り上げました。プロデューサーの横山昌義氏によれば、PS4の性能によりキャラクターの3Dモデルが美しく仕上がり、開発が容易になったとのことです。

しかし、『ファミ通ゲーム白書2015』では、ローンチタイトルのラインナップについて、海外作品のローカライズやリメイクが多く、目新しさに欠けると指摘されています。また、2014年末までの日本におけるPS4の累計販売台数は92.6万台にとどまり、全世界での累計販売台数1650万台と比較すると、やや物足りない状況でした。2014年末時点でのソフト販売本数は237.2万本と、PlayStation 3を上回ったものの、本体同梱版の影響もあり、市場はまだ未成熟であると評価されました。

このような状況に対し、ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は、日本のゲームファンが好むタイトルの投入を重視する方針を打ち出しました。また、PS3での反省から、ソフトメーカーが開発しやすい環境を整備し、インディーズゲームへの支援も開始しました。その一環として、同人作品『東方Project』の原作者であるZUN氏がSCEに協力する形で「ZUN×PlayStation プロジェクト」が設立され、のちに「Play,Doujin!」へと発展し、多くの同人サークルが参加しました。

さらに、ハムスターと日本一ソフトウェアは、PS4の機能を活かして往年のアーケードゲームを楽しめるように、「アーケードアーカイブス」を共同で立ち上げました。このプロジェクトは、その後Nintendo Switchにも展開され、数多くのアーケードゲームの復刻を実現しました。

2015年

2015年、日本におけるPS4の販売台数は前年比130.2%となる120.5万台を記録し、ハードの販売台数シェアは22.4%、販売金額は34.3%に拡大しました。ソフトの販売本数も前年比201.9%となる478.9万本を売り上げ、販売金額シェアも拡大しました。PS3やPS Vitaとのマルチプラットフォームタイトルにおいても、PS4版が良く売れる傾向が見られ、世代交代が進んだと評価されました。

例えば、『メタルギアソリッドV ファントムペイン』は、PS3版が23.4万本であるのに対し、PS4版は42万本を超える売り上げを記録し、PS4用タイトルの中で最高の売り上げを達成しました。一方、『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』は、PS4版が32.5万本、PS3版が45.6万本と、PS3版の方が多く売れました。

SCEジャパンスタジオとフロム・ソフトウェアが共同制作した『Bloodborne』は、高難易度アクションとして人気を博し、ゴシックホラーな世界観や独特のシステムが評価され、2015年だけで21万本近い売り上げを記録しました。

また、北米の年間ダウンロードランキングでは『コール オブ デューティ ブラックオプス3』が首位を獲得し、日本でもパッケージ版が27.4万本売れました。

インディーズゲームでは、人々が消えた村の謎を解き明かす『Everybody’s Gone to the Rapture -幸福な消失-』や、「Play,Doujin!」から生まれた東方Projectの二次創作である『幻想の輪舞』などが登場しました。

まとめ

2014年、2015年はPS4の普及とゲーム市場の拡大が顕著に表れた時期でした。人気シリーズの最新作や魅力的なインディーズゲームの登場が、PS4の勢いを加速させました。

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