Queen of Hip-Pop

アルバム『Queen of Hip-Pop』について

『Queen of Hip-Pop』は、日本のアイコン的存在である安室奈美恵の7枚目のオリジナル・アルバムです。このアルバムは、2005年7月13日にavex traxからリリースされ、前作『STYLE』から約1年半ぶりの新しい作品です。特に韓国でも同時発売されるなど、国内外での注目を集めました。

アルバムの収録内容

このアルバムには、26thシングル「ALARM」から29thシングル「WANT ME, WANT ME」までの4曲を含む全13曲が収録されています。それに加えて、リード曲である「Queen of Hip-Pop」やピンク・パンサーとのコラボ曲「WoWa」も含まれており、シークレットトラックも用意されています。アルバムはレンタルCDとしてCCCD仕様で販売され、初回限定版にはオリジナルステッカーやイラスト付きワーズペーパーが特典として付いていました。他にも、2012年にはPLAYBUTTONから限定生産盤が発売されるなど、長きにわたる人気作となっています。

コンセプトと制作

このアルバムの核心的なコンセプトは、「踊れる最新ダンスチューン満載で、夏にふさわしい高揚感満点の作品」です。リード曲「Queen of Hip-Pop」は、発売前からシボレー・クルーズのCMソングとして起用され、ヒットを予感させました。制作陣には、安室と長年の関係を持つプロデューサーT.KURAやMICHICOが参加しており、他の楽曲も含めて彼女の個性が光る作品となっています。

シングルの多彩な顔ぶれと新たな挑戦

「Free」では久しぶりに安室自身が作詞を手掛け、多様な楽曲スタイルが表現されていることも特徴です。また、「Ups & Downs」は当初一人で歌う予定でしたが、Naoの仮歌を聴いた安室が共同で歌うことを決意し、デュエット楽曲へと進化しました。「WoWa」ではピンク・パンサーとの歴史的な初コラボレーションが実現し、アルバムに新たな魅力を加えています。このコラボによるオリジナルキャラクター“アムロ・パンサー”も制作されており、近代的なビジュアル表現が取り入れられました。

プロモーションの工夫

『Queen of Hip-Pop』のリリース時には、渋谷センター街に約150本の「アムロパンサー・フラッグ」が掲示されたり、アクアシティお台場で行われたシークレットイベントでは新曲のパフォーマンスが披露され、盛大なプロモーションが展開されました。このように様々な方法でリリースが盛り上げられ、多くのファンに支持されました。

収録曲一覧

1. Queen of Hip-Pop
2. WANT ME, WANT ME
3. WoWa
4. I Wanna Show You My Love
5. GIRL TALK
6. Free
7. My Darling
8. Ups & Downs (duet with Nao'ymt)
9. I Love You
10. ALL FOR YOU
11. ALARM
12. No
13. No pt.2

このアルバムは安室奈美恵のキャリアにおいて重要な作品であり、高い評価を受けているため、ファン必見の内容となっています。

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