Questia Online Library

Questiaは、人文科学や社会科学を中心とした書籍と学術的な資料を提供するオンライン電子図書館です。購読することで、Questiaが保有する膨大な書籍や記事の全文を閲覧できます。

サービス内容

Questiaでは、パブリックドメインの著作物、出版情報、目次、章ごとの冒頭ページなど、一部情報を無料で提供しています。また、図書館が所蔵するコンテンツのブール検索や、6500ものトピックに関する書籍や記事の書誌情報も利用可能です。

書籍や電子書籍の所有権を販売するのではなく、76,000冊以上の書籍、2,000,000冊以上のジャーナル、雑誌、新聞記事をオンラインで閲覧できる購読権を販売しています。書籍は、各分野において信頼性が高く、学術図書館によって厳選された著作物です。司書は、頻繁にリサーチされるトピックに関して、7000件以上の参考文献目録を作成しています。この図書館は、特に社会科学や人文科学分野の書籍やジャーナル記事に強みを持っており、古い歴史的な文書も多数含まれています。オリジナルのページ付けは、引用の際に役立つように維持されています。

Questiaのサービスには、引用や参考文献を自動的に作成する機能や、執筆者が適切な資料を引用するのを支援する機能も含まれています。

Questiaライブラリの制限として、新たな追加がベータ版のみで可能になっている点が挙げられます。初期の出版物とは異なり、ベータ版ではユーザーがカーソルから直接テキストをコピーすることを防いでいます。出版物は1ページのみ無料で印刷でき、複数ページの印刷は有料です。

批判

2005年には、図書館司書のスティーブン・J・ベルが、Questiaがリベラルアーツや学生以外の利用者層に焦点を当てている点を批判しました。ベルはまた、Questiaが学術的な司書や専門家を雇用していないこと、一部の職員は高度な図書館学の学位を持っているものの、学生向けのコレクション開発のために教員と連携するなどの業務を行っていないことを指摘しました。

買収とその後

Questiaの社長兼CEOであったティム・ハリスは、2010年5月にQuestiaがセンゲージラーニングの子会社であるゲイル社に買収されたことを発表しました。

2011年9月21日には、QuestiaはQ&Aブログを開設しました。このブログは、「Education news」「Student resources」「Subjects」のカテゴリに分かれており、「Subjects」カテゴリでは、読者が学術的なニーズに応じて特定のコンテンツを検索できるよう、詳細な分類がされています。

関連項目

電子図書館の一覧

外部リンク

公式ウェブサイト

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