R.J.レイノルズ (野球)

ロバート・ジェームズ・レイノルズのプロフィール

ロバート・ジェームズ・レイノルズ（通称R.J.）は、1959年4月19日にカリフォルニア州で生まれた元プロ野球選手で、主に外野手として活躍しました。彼は右投両打のスイッチヒッターであり、日本プロ野球においては、11打席連続安打という記録を持っています。

選手の経歴

レイノルズは1980年にドラフト2巡目でロサンゼルス・ドジャースに入団し、1983年にメジャー初昇格を果たしました。彼のキャリアは特に、1990年の日米野球でピッツバーグ・パイレーツの一員として日本に来た際、注目を集めました。優れた俊足と強肩を武器に、横浜大洋ホエールズと契約し、現役メジャーリーガーとしての話題を呼びました。

1991年のシーズンでは、開幕戦での6打数4安打の素晴らしいデビューを皮切りに、8月1日から4日にかけて日本プロ野球記録となる11打数連続安打を達成しました。この活躍により、打率.316、80打点という数字を残し、外野手としてベストナインおよびゴールデングラブ賞を獲得。彼の強肩もあいまって、対戦チームにとって脅威の存在とされました。

しかし、翌1992年には成績が落ち込み、打率.248となりました。同年オフ、大洋球団が横浜ベイスターズに改名するのに伴い、レイノルズは1993年の新外国人選手としてロバート・ローズの獲得が発表された後、自由契約となりました。その後、近鉄バファローズに移籍し、そこで打率.298、18本塁打を記録しましたが、左投手に対する弱さが影響し、出場機会に制限がかかりました。最終的には再び自由契約となり、選手生活を終えました。

特徴とスタイル

レイノルズは、当時のメジャーリーグで流行し始めたユニフォームの着こなしを日本に持ち込んだ選手でもあり、アンダーストッキングをズボンで隠すスタイルを初めて採用しました。しかし、近鉄に移籍した後はオールドスタイルに戻りました。彼はスイッチヒッターではありましたが、右打席では極端に打率が低く、左投手に対しては左打席に立つこともありました。

また、メジャーリーグでは俊足選手として知られていましたが、日本では膝の故障も影響し、盗塁数が相対的に少なかったものの、在籍中は全てのシーズンで二桁盗塁を記録しています。さらに、大洋時代には観客からサインを求められると、試合中でも快く応じる一面を見せました。

11打席連続安打の記録は、2003年に高橋由伸が達成しましたが、レイノルズの記録は依然として連続打席安打の最高記録として残っており、打席ごとのプレッシャーの中で打撃を続けたその精神力も彼の評価を高めています。

主な成績と受賞歴

1991年のシーズンにおける彼の主な成績は、打率.316、打点80、そしてベストナインとゴールデングラブ賞の受賞です。また、NPBにおける初出場は1991年4月6日で、初安打と初本塁打も同日に記録しています。レイノルズの野球人生は、多くのファンの記憶に深く刻まれています。

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