RADWIMPS4.5

RADWIMPS初の映像作品としてリリースされた『RADWIMPS4.5』は、彼らのインディーズ時代からメジャー初期のミュージックビデオを中心に収録したDVD作品です。2007年2月7日に東芝EMIから発売されました。

この作品は、RADWIMPSにとって初のDVDであり、インディーズ時代の貴重なミュージックビデオをまとめて見ることができるのが大きな魅力です。さらに、特典映像としてライブダイジェストやレコーディング風景、オフショットなども収録されており、彼らの音楽制作の裏側や素顔に触れることができます。

『RADWIMPS4.5』は、オリコンチャートで音楽・総合1位を獲得するという快挙を達成しました。これは、シングルやアルバムに先駆けて初の1位獲得となり、音楽DVDによる総合ランキング1位獲得としては、2005年8月の大塚愛以来、約1年半ぶりの記録となりました。また、初の1位をシングル・アルバムよりも先にDVDで獲得したアーティストとしては、2003年のKAT-TUN以来、約4年ぶりの史上2組目となります。

収録内容

愛し: 島田大介監督。前半部分がモノクロ映像で構成されています。
へっくしゅん: 高畑淳史監督。廃墟のような場所で撮影され、全体的にダークな雰囲気が漂います。
25コ目の染色体: 島田大介監督。個室でRADWIMPSが演奏する映像と、別の部屋で誰かを待つ女性の映像が交錯します。
イーディーピー～飛んで火に入る夏の君～: 島田大介監督。冒頭に「ABCの歌」が流れ、おもちゃのバットを持った女の子が街を破壊していくというシュールな内容です。
おとぎ: 島田大介監督。『RADWIMPS3～無人島に持っていき忘れた一枚～』収録曲。男女のアニメーションが挿入されています。
ふたりごと: 島田大介監督。某大学で撮影され、クレーン車が使用されています。
有心論: 須藤カンジ監督。土手で撮影され、歌詞の内容と連動した通販番組が挿入されるなど、ユニークな演出が施されています。SPACE SHOWER Music Video Awardsで「BEST ART DIRECTION VIDEO」を受賞。
セツナレンサ: 須藤カンジ監督。首が生えた木の女性や、世界各地に現れる人形、CG合成された野田洋次郎の顔など、シュールで意味深な映像が展開されます。メンバーの演奏シーンはありません。
me me she: 島田大介監督。『RADWIMPS 4 ～おかずのごはん～』収録曲。野田洋次郎と女性が海辺を散歩するというシンプルな内容でありながら、ラストは衝撃的です。
いいんですか?: 島田大介監督。『RADWIMPS 4 ～おかずのごはん～』収録曲。数百人のファンが輪になり、その中心でRADWIMPSが演奏しています。雨天の中で撮影されました。
ライブダイジェスト: 特典映像1
レコーディング&オフショット: 特典映像2

『RADWIMPS4.5』は、RADWIMPSの初期の映像作品を手軽に楽しめるだけでなく、彼らの音楽に対する姿勢や人間性を垣間見ることができる貴重な作品と言えるでしょう。

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