RATS ENTERTAINMENT SING!SING!SING!

『RATS ENTERTAINMENT SING!SING!SING!』について

『RATS ENTERTAINMENT SING!SING!SING!』は、ラッツ&スターの3枚目のオリジナル・アルバムであり、シャネルズ時代を含めると通算8枚目の作品となります。このアルバムは1985年5月22日に発表され、規格品番はLP 28・3H-165、CT 28・6H-137、CD 32・8H-40です。前作からわずか半年ほどでリリースされたこのアルバムは、2022年現在において事実上、ラッツ&スターの最後のオリジナル・アルバムとされています。

アルバムのタイトルが示す通り、収録されている楽曲は多彩で、幅広い音楽スタイルが楽しめる内容です。特に注目すべき点は、シングル『涙のスウィート・チェリー/ラブ・ミー・ドゥ』以来、湯川れい子が作詞に参加していることです。これにより、音楽性に新たな風が吹き込まれています。

鈴木雅之によるライナーノーツでは、彼らが例年秋にアルバムをリリースしていたことに触れつつ、今回は早めに制作を開始したいという強い意欲があったことが記されています。それが反映され、アルバム全体に活気あふれるエネルギーが宿っているのです。

実際、アルバムは全体を通じて、聴き手を惹きつける多様な楽曲で構成されています。以下に収録曲の一部を紹介します。

収録曲一覧

• - You'll Be Mine

作詞：田代マサシ
作曲・編曲：鈴木雅之
発売から11年後の1996年に再集結ライブで初披露されました。

• - 熱帯夜／真夏のエクスタシー

作詞：湯川れい子
作曲：和泉常寛
後に田代が大神いずみとのデュエットでセルフカバーを行っています。

• - マドンナはお前だけ

作詞：湯川れい子
作曲：和泉常寛
16thシングルとしてリリースされています。

• - 夕日と拳銃

作詞：田代マサシ
作曲：鈴木雅之

• - 夏の光と影

作詞：門谷憲二
作曲：中崎英也
リードボーカルは田代が担当し、ファルセットでのパフォーマンスが特徴的です。

• - 雨の日のローラ

作詞：湯川れい子
作曲：和泉常寛

• - 闇夜からの手紙

作詞：田代マサシ
作曲：鈴木雅之

• - ユーモレスク

作詞：門谷憲二
作曲：和泉常寛
リードボーカルは桑野・新保が担当しています。

• - Ladyジェラシー!

作詞・作曲：つのだ☆ひろ
編曲：ラッツ&スター

• - 恋はデンジャラス

作詞：田代マサシ
作曲：鈴木雅之
この曲のリードボーカルは鈴木と田代が担当しています。

• - 哀愁のBlue Cafe'

作詞：田代マサシ
作曲：鈴木雅之
編曲：ラッツ&スター

1995年にはCD選書によって復刻されましたが、現在は廃盤となっています。アルバム全体を通じて、ラッツ&スターのユニークな音楽性と才能が発揮されており、ファンには欠かせない作品となっています。

もう一度検索