RCCラジオ・チャリティ・ミュージックソン

RCCラジオ・チャリティ・ミュージックソンについて

『RCCラジオ・チャリティ・ミュージックソン』は、中国放送（RCCラジオ）で毎年12月24日から25日にかけて放送されるチャリティーラジオ番組です。ニッポン放送が制作する「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の広島ローカル版として、1986年から続く伝統的な番組です。

概要

この番組は、ニッポン放送のミュージックソンが1986年に和歌山放送とラジオ沖縄を加えて9局で展開されてから22年間、新たな参加局がありませんでした。しかし、2008年にRCCが22年ぶりに参加を決定しました。RCCは、先行して参加していたKBCラジオ（九州朝日放送）を訪問し、募金キャンペーンの展開や24時間特別番組の運営について事前に研究を行い、準備を進めました。

2008年は、メインパーソナリティをRCCアナウンサーの本名正憲・青山高治・横山雄二がリレー形式で担当しましたが、2009年からは1人に絞って放送しています。パーソナリティは毎年10月の改編時に発表され、深夜帯は原則として自社制作番組を放送します。

テーマ曲は、2008年から2011年まで森本ケンタ作詞・作曲の「結」が使用されていましたが、2012年以降はYASS作曲、横山雄二作詞の「メロディ」が使用されています。「メロディ」は、番組パーソナリティやアナウンサーによって録音されたバージョンが制作され、放送日近くの各番組内やスポットCMで流れるほか、番組内でもパーソナリティやアナウンサーが公開放送の観客とともに大合唱するのが恒例となっています。2020年は公開放送がなかったため、録音バージョンが放送されました。また、2024年12月20日（予定）には、RCC WEB SHOPで「メロディ」のCDが1600枚限定で販売され、2023年のミュージックソンでリスナーに送られた「君はロックスター」も収録されます。このCDの収益の10%はミュージックソンの募金に充当されます。

募金活動は11月1日に開始され、広島銀行などの募金受付窓口には、アナウンサーが協力依頼と募金箱の贈呈を行う「開始式」が毎年行われます。この模様は『平成ラヂオバラエティごぜん様さま』で中継されます。

出演者

パーソナリティは、毎年変更されます。

例年の放送内容

メイン会場はゆめタウン広島1階のウエストコートで、ここを中心に生放送が展開されます。メインMCはこの場所から放送し、全国ネットパートである「声の握手」もここから中継されます。近年では、ニッポン放送側のパーソナリティが太田光から託された横山へのメモを読み上げるのが恒例となっています。また、県内各地（主にゆめタウン呉・LECTなど）にパーソナリティやラジオカーレポーターが派遣され、随時中継が結ばれます。

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、公開放送が中止され、24時間RCC本社のラジオスタジオからの放送となりました。スタジオの様子はRCCのラジオ用YouTubeアカウントと自社の配信サービス「RCC PLAY!」で生配信されました。24日の14時台から16時台は、イズミが「ゆめタウン・ゆめマート」名義で一社提供し、その時間帯のみタイトルが「ゆめタウン・ゆめマートPresents （RCC）ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」となりました。16時台は、イズミを共通スポンサーとして、RCCと福岡・KBC、香川・RNCの3局同時放送が行われました。キー局はイズミ本社所在地である広島のRCCが担当し、その年のメインパーソナリティである本名と横山が進行役を務めました。

会場の入れ替えや閉店時間中は本社からの放送となり、夜間はRCC本社ロビーから公開生放送でアーティストや『ごぜん様さま』パーソナリティによる生ライブが行われます。ライブは2部構成で、1部は『バリシャキNOW』をベースにした内容、2部は『平成ラヂオバラエティごぜん様さま』をベースにした内容です。2020年はロビーでの放送は行われず、ライブは21時までに縮小され、第1スタジオと第3スタジオを中継で結ぶ形となりました。

ライブ終了後の25時からの深夜企画は、本社第2スタジオに場所を移して自社制作の生放送が行われます。2015年度以降は『ごぜん様さま』をベースとした『まよなか様さま』が恒例番組となっています。『まよなか様さま』は2部構成で、25・26時台はアナウンサー陣によるチャリティーオークション、27・28時台はメインMCが企画を行います。2020年・2021年は、新型コロナウイルスの影響で深夜勤務が縮小されたため、自社制作は行われず、ライブの第2部と25・26時台の内容を統合して21時から25時の4時間枠で放送されました。従来の枠は『オールナイトニッポン ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』が放送されました。2022年は『まよなか様さま』はそのままに、25・26時台も河村・中根が残り、『音楽夜話』を放送し、『オールナイトニッポン』のネット受けは27・28時台となりました。

2日目の朝は、本社第1スタジオから『朝の情報と音楽』と題して放送され、『本名正憲のおはようラジオ』をベースにしたニュースや天気、交通情報などが放送されます。終盤は再びゆめタウン広島のメイン会場から公開生放送に戻ります。

宣伝上では「24時間生放送」と銘打っていますが、実際には平日の夕方や夜のライブの合間、朝の時間帯には番組が中断されるため、実際にRCCから放送される時間は21時間となっています。2020年・2021年は深夜放送がなくなったため、放送時間は17時間に短縮されました。

競艇の賞金王決定戦競走（ボートレースグランプリ）と番組が重なった場合は、本番組の放送が優先され、競艇中継はFMちゅーピーで代替放送が行われます。

2024年からは、TBSラジオ制作の『ジェーン・スー 生活は踊る』の12月24日の放送が臨時にネット返上されます。ただし、12:55からのローカル枠で放送している『RCC NEWS』は番組に挿入して放送されます。

脚注

詳細は公式サイトをご確認ください。

外部リンク

* RCC [[ラジオ・チャリティ・ミュージックソン]](https://www.rcc.co.jp/radio/musicthon/)

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