REALISTIC

『REALISTIC』は、1986年3月1日にリリースされた稲垣潤一の6枚目のオリジナル・アルバムです。このアルバムは、稲垣潤一にとって初のオリコンチャート1位を獲得した作品であり、彼の音楽キャリアにおいて重要なマイルストーンとなりました。

アルバムには、「1ダースの言い訳」「April」「バチェラー・ガール」といったシングル曲が収録されています。これらの楽曲は、当時の音楽シーンを代表するヒット曲となり、稲垣潤一の人気を不動のものとしました。

収録曲について

アルバムには、多彩な作家陣が参加しています。秋元康が作詞を手がけた「UP TO YOU」や「1ダースの言い訳」、林哲司が作曲・編曲を担当した「A Glass Of The Sorrow」、木戸やすひろが作曲し大村雅朗が編曲した「April」など、豪華なクリエイターたちが集結し、アルバムに彩りを添えています。

安井かずみと加藤和彦のコンビによる「ビコーズ・オブ・ユー」や「愛のスーパー・マジック」は、洗練された都会的なサウンドが特徴です。また、松本一起が作詞、松田良が作曲した「彷徨える街」は、都会の孤独を描いた歌詞が印象的です。さらに、松本隆が作詞、大瀧詠一が作曲した「バチェラー・ガール」は、アルバムの中でも特に人気の高い楽曲の一つです。

2002年再発盤について

2002年の再発盤には、ボーナス・トラックとして「ロング・バージョン (Live version)」が収録されています。この楽曲は、湯川れい子が作詞、安部恭弘が作曲を手がけており、ライブならではの臨場感が楽しめる貴重な音源となっています。

『REALISTIC』は、稲垣潤一の音楽性を深く掘り下げた作品であり、彼の代表作の一つとして、今も多くのファンに愛され続けています。オリコンチャート1位を獲得したことからもわかるように、当時の音楽シーンに大きな影響を与えたアルバムです。

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