RHAPSODY NAKED

『RHAPSODY NAKED』の魅力

『RHAPSODY NAKED』（ラプソディ・ネイキッド）は、2005年に発表されたRCサクセションのライブアルバムで、特定の時代背景を映し出す記録ともいえます。本作は、1980年4月5日に行われた久保講堂での伝説的なワンマンライブを基に、新たに9曲を追加した完全版です。

アルバムの構成

『RHAPSODY NAKED』は、2枚のCDと1枚のDVDで構成されており、ライブの興奮をそのままに封じ込めています。オリジナルの『RHAPSODY』に加えた新しい楽曲や、過去のヒット曲の新たな解釈が楽しめる内容となっています。2021年にはこのアルバムに手を加えた特別版『RHAPSODY NAKED DELUXE EDITION』がリリースされ、DVDを外してオフィシャルブートレグCDを付属した3枚組となりました。

さらに、その1週間後にはLPレコードとBlu-rayをセットにした上限数量の限定盤も発売され、その人気の高さを証明しました。

収録曲の詳細

このアルバムには忌野清志郎が手掛けた数多くの楽曲が収められています。全曲の作詞・作曲は忌野清志郎が担当し、いくつかは他のアーティストの協力も得て編曲はRCサクセションが行っています。

Disc 1には、開幕のMCから始まり『よォーこそ』や『ロックン・ロール・ショー』、さらには『エネルギー Oh エネルギー』や『ラプソディー』など、エネルギッシュな楽曲がズラリと並びます。また、金子マリとの共作による『まりんブルース』も聴きどころの一つです。そのほか、忌野清志郎と様々なミュージシャンが共作した楽曲もあり、多彩な音楽的要素が見られます。

Disc 2では『エンジェル』や『お墓』『ブン・ブン・ブン』、そして聴き手の心を打つ『雨あがりの夜空に』などが収録され、ライブパフォーマンスならではの迫力を体感できます。また、名曲『上を向いて歩こう』も収録されており、アーティストの深い思いが表現されています。

DVDの内容

DVDには、ライブの様子を収めた貴重な映像が収められており、特に『よォーこそ』のイントロダクション部分や『エネルギー OH エネルギー』、『ブン・ブン・ブン』、『スローバラード』などが視覚的にも楽しめます。また、ラストの『キモちE』によって、ライブの熱気が再び蘇ります。

総評

『RHAPSODY NAKED』は、ただの音楽アルバムではなく、RCサクセションの精神を伝える重要な作品として位置づけられています。音楽やパフォーマンスを通じて、聴く人々に強烈なメッセージを送っており、今もなお多くのファンに愛され続けています。この作品を通じて、時代を超えた音楽の力を感じてみてはいかがでしょうか。

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