RIGHT BESIDE YOU

『RIGHT BESIDE YOU』は、椎名へきるがリリースした7枚目のオリジナルアルバムです。前作『Face to Face』から約1年2ヶ月ぶりのリリースとなりました。

このアルバムでは、13枚目のシングル「-赤い華- You're gonna change to the flower」のリアレンジバージョンが収録されています。また、「BESIDE YOU」もアルバムに先駆けてシングルカットされました。ただし、12枚目のシングル「Everlasting Train～終わりなき旅人～」は収録されていません。

作家陣は前々作『Baby blue eyes』と前作『Face to Face』から一新され、上野浩司、吉田とおる、DAITA（SIAM SHADE|SIAM_SHADE）、大坪稔明らが参加。森高千里の楽曲を多く手掛けた斉藤英夫、Funta、TUBEの前田亘輝・春畑道哉によるPIPELINE PROJECT、シンガーソングライターの新堂敦士も参加しています。さらに、4枚目のアルバム『with a will』以来となる岩崎琢や、ビーイングとの契約を終えたばかりの明石昌夫がサウンドプロデュースとして参加しています。

これらの変更から、アルバムの音楽性は前々作・前作のロックテイストから、生バンドを含むデジタルロックへと大きく変化しました。

作詞面では、前々作・前作では椎名自身の作詞は数曲でしたが、今作では収録曲10曲中5曲で椎名自身が作詞を手掛けています。自身の内面をより深く表現しようとする意欲が感じられます。

このアルバムは、ベストアルバム『b-side you〜B-SIDE COLLECTION〜』と同時発売されました。

『RIGHT BESIDE YOU』は、椎名へきるの音楽性の新たな方向性を示す作品と言えるでしょう。デジタルロックサウンドへの挑戦と、彼女自身の作詞家としての成長が感じられるアルバムです。

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