RISE (T-SQUAREの曲)

T-SQUAREの13作目のシングルとして発表された「RISE」は、1992年7月22日にソニーレコードから発売されました。この楽曲は、彼らの17作目のアルバム『IMPRESSIVE』の3曲目を飾るナンバーであり、発表当時から注目を集めました。

「RISE」は、単なるシングル曲としてだけでなく、JOCバルセロナオリンピックのイメージソングという重要な役割を担いました。その高揚感あふれるメロディと、未来への希望を感じさせるリズムは、オリンピックという舞台にふさわしい楽曲として、多くの人々に感動を与えました。

カップリング曲として収録されている「ROMANTIC CITY」もまた、T-SQUAREの代表的な楽曲の一つです。この曲は、16作目のアルバム『NEW-S』の9曲目に収録されており、「RISE」とは異なる魅力を持っています。都会的な洗練されたサウンドと、ロマンティックな雰囲気が漂うメロディは、聴く人を魅了します。

シングル「RISE」自体は現在廃盤となっていますが、スクェアのシングル曲を集めたベストアルバム『T-SQUARE SINGLE COLLECTION』には、「RISE」と「ROMANTIC CITY」の両方が収録されています。そのため、現在でもこれらの楽曲を容易に楽しむことができます。

シングルのジャケットには、バルセロナオリンピックに出場するアスリートたちの写真が使用されており、オリンピックの熱気と興奮が伝わってくるようなデザインとなっています。このジャケットからも、楽曲「RISE」がオリンピックのイメージソングとして重要な役割を担っていたことが伺えます。

「RISE」は安藤まさひろ氏によって作曲され、T-SQUAREが編曲を担当。ホーンセクションのアレンジは本田雅人氏と和泉宏隆氏が手掛けました。一方、「ROMANTIC CITY」も安藤まさひろ氏の作曲で、リズム・トラックの編曲はT-SQUARE、ホーンアレンジは安藤まさひろ氏と本田雅人氏が担当しています。それぞれの楽曲において、T-SQUAREのメンバーが才能を発揮し、楽曲の魅力を最大限に引き出しています。

参考文献として、『T-SQUARE 25TH ANNIVERSARY 1976-2001』（リットーミュージック、2001年12月25日第1版発行、ISBN 4-8456-0732-8）が挙げられます。この書籍には、T-SQUAREの25年の歴史が詳細に記録されており、「RISE」についても貴重な情報が掲載されています。

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