ROBOTICS;NOTES

ROBOTICS;NOTES (ロボティクス・ノーツ)

『ROBOTICS;NOTES』は、5pb.（MAGES.）が制作したアドベンチャーゲームで、2012年6月にXbox 360及びPlayStation 3向けに初めてリリースされました。その後、ストーリーの追加や要素の整理がなされた『ROBOTICS;NOTES ELITE』が、PlayStation Vita（2014年）、PlayStation 4・Nintendo Switch（2019年）向けに再発売され、さらに続編『ROBOTICS;NOTES DaSH』が2019年に登場しました。

概要

この作品は、5pb.とニトロプラスが共同制作した「科学アドベンチャーシリーズ」の第3弾です。物語は、『STEINS;GATE』のトゥルーエンドを迎えた「1.048596」という世界線を舞台にして、2019年の物語が展開されます。過去の作品からのキャラクターも登場し、ファンにはたまらない要素が盛り込まれています。

ストーリー

『ROBOTICS;NOTES』では、「少年少女たちの夢と青春」をテーマに、近未来のネット犯罪及びロボットを巡る問題を描いたSFエンターテイメントが展開されます。物語は群像劇の形式を取り、それぞれのキャラクターが関わり合いながら進行し、緊張感あふれる展開が待ち受けています。

物語の舞台は、種子島にある中央種子島高校のロボット研究部（通称：ロボ部）です。部は存続の危機に瀕しており、部長の瀬乃宮あき穂は実物大ロボット「ガンヴァレル」を完成させるために全国大会「ROBO-ONE」での優勝を目指すことになります。しかし、短期間の準備に加え持病の発作が襲い、仲間との協力が不可欠になります。

この過程で出会った仲間たちとともに、夢を実現するための困難な道に挑み、様々な事件や発見が絡み合うストーリーが繰り広げられます。特に注目すべきは、海翔が出会う謎のAI少女・愛理との関係です。彼女は何か大きな秘密を抱えており、その存在が物語全体に大きな影響を与えることになります。

グラフィック

本作は、従来の静止画中心のキャラクターボイスシーンを一新し、リアルタイム3DCGによるアニメーションが導入されました。キャラクターたちが劇中で生き生きと動く様子が楽しめるほか、ボイスシーンでは口パク表現も施されています。

メディア展開

ゲーム発売から数か月後にはアニメ化が決定し、2013年には舞台版も公演されました。さらに、コミック、ライトノベル、ドラマCDなど、多岐にわたるメディアミックス展開が行われ、一定の人気を博しました。特にアニメは、多くのファンに支持されており、作品の知名度を大きく広げました。

登場人物

物語には多くの魅力的なキャラクターが登場し、それぞれが異なる背景や目標を持っています。主人公の八汐海翔は、ロボ部の唯一の部員として、仲間と共に成長を遂げながら困難に立ち向かいます。その幼馴染であるあき穂や、後輩の日高昴、プログラマーの神代フラウ、カラテ少女の大徳淳和など、個性豊かなキャラクターたちが織り成すドラマが描かれています。

エンターテインメントとしての魅力

『ROBOTICS;NOTES』は、科学と青春の融合が魅力の作品であり、多様なストーリー展開、キャラクターの関係性、緻密な設定が相まって、プレイヤーに深い感動を与えます。この作品は、ただのゲームではなく、夢を追い求め、仲間とともに成長する物語を体験できる貴重な体験を提供してくれるのです。

今後の展開にも期待が寄せられ、多くのファンから愛される作品となっています。

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