Railfan 台湾高鉄

Railfan 台湾高鉄

『Railfan 台湾高鉄』（レールファン・たいわんこうてつ、中文表記：Railfan 台灣高鐵）は、鉄道運転シミュレーションゲーム『Railfan』シリーズの続編として、台湾高速鉄道（台湾新幹線）の700T型電車を運転できる作品です。

2007年7月12日に台湾、香港、シンガポールで先行発売され、日本では同年11月1日に発売されました。本作では、ハイビジョン映像による臨場感あふれる300km/hの高速運転を体験できます。

ゲームの特徴

上下線同時採用: 音楽館のトレインシミュレーションゲームとして初めて、上下線ともに同時採用を実現しました。
運転可能なダイヤ:
北上列車：左営 - 台北（各駅停車）。当時は未開業だった南港駅は存在しません。
南下列車：台北 - 左営（速達列車）。板橋、台中に停車します。
北上列車は各駅停車ですが、未開業だった苗栗、彰化、雲林駅は通過駅扱いとなります。各駅停車、速達列車ともに、苗栗新駅予定地 - 台中間の中間点と、燕巣総合車両工場も通過駅扱いとなります。

ゲームシステム

前作『Railfan』のシステムを継承しつつ、細部にわたる改良が施されています。

インターフェースの改良: 画面上のナビゲーション、距離計、メッセージウィンドウなどの表示/非表示を選択可能。
サウンドの調整: 音量調整の項目が増え、より細かく調整可能に（前作では一括りだった「効果音」が、「モーター音」「車内効果音」「車外効果音」などに分類）。
視覚表現の変更:
アウタービューは廃止。
天候の変化は廃止（ワイパーは操作可能）。
運転台の描写が向上し、モニター類は全て動作。
左モニター：ATC関連の表示
中央モニター：ランカーブや次駅定通速度
右モニター：距離や編成、ノッチ類

中央モニター左下に表示される定通速度は、ATCによる減速や停車にかかる時間を考慮していないため、速度を割り増して運転する必要があります。
運転支援機能の再現: 台湾高鉄のPSSC（定位置停止装置）、CRC（定速制御装置）、DSD（緊急停止装置）を再現。
PSSCはメニューでON/OFF切り替え可能。
デッドマン装置やドアの操作は、環境設定でリアルシミュレーションモードを選択すると操作可能。
音声のバリエーション: 運転士や車掌の音声が複数収録されており、運転中にスタートメニューから運転中止を選択するか、途中下車して再度運転を始めることで、異なる運転士と車掌の音声に変化させることができます（自動音声放送は変化しません）。

その他のモード

トレインツアー:
模範運転モード：お手本の運転を見ることができます。
沿線観光モード：駅で途中下車して沿線観光ができます。各駅周辺の観光・美食スポット約300件の写真と解説を楽しめます。
台湾高鉄の紹介や、フルCGで再現された700T型電車の鑑賞モードも搭載。車内設備も写真付きで見ることができます。

ゲームモード

以下の3種類のゲームモードを選択できます。

タイムアタック: 台北 - 左営間をノンストップで運転し、運転時間を競います。ATCによる減速が発生するとペナルティタイムが加算されます。
定刻運転: 台中 - 台北間を指定されたポイントで時間通りに通過するモード。駅のほかにチェックポイントを時間通り通過するとポイントが加算されます（トレインツアーのダイヤとは異なり、実際の運転とは異なります）。
省電力運転: 左営 - 台北間を消費電力を抑えて走行するモード。電力がなくなるとゲームオーバー。定刻通りに駅に到着した場合や、停止位置ボーナスとして電力が増えます。

補足

過去に発売されたTrainSimulator用のコントローラーや、電車でGO!用コントローラには対応していません。

関連情報

2007年8月24日：フルハイビジョン（1080p）画質の「プロモーションムービー」がPLAYSTATION Storeにて配信。
2007年9月20日：フルハイビジョン（1080p）画質の「最新プロモーションムービー」がPLAYSTATION Storeにて配信。

関連項目

Railfan
台湾高速鉄道

外部リンク

レールファン 台湾高鉄 日本公式サイト

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